ユーザー通信212号_3面:イタリアに現地法人を設立 東芝機械
欧州市場でのグループ製品の販サ体制を強化
イタリアに現地法人を設立 東芝機械
東芝機械(本社=静岡県沼津市、三上高弘社長)は、欧州市場における同社グループ製品の販売・サービス体制強化のため、イタリアに現地法人を設立し、活動を開始した。
東芝機械グループはすでに英国で現地法人を設立・活動しており、新たに欧州各国にアクセスの良いイタリアに拠点を設置することで、同社販売パートナーへのさらなる営業・技術サポートの強化、新規市場の開拓を進め、欧州市場内における同社プレゼンスの向上を図っていく。
イタリア現地法人の概要は、次のとおり。
▽社名=SHIBAURA MACHINE EUROPE S.R.L.▽資本金=EUR 3100000(約3億7千8百万円/出資比率 東芝機械100%)▽所在地=Via Gaudenzio Fantoli 7,Piano 2,20138,Milano,ITALY/TEL:+39‐02‐50041667、FAX:+39‐02‐50041668。
SHIBAURA MACHINE EUROPE S.R.L.の髙村和夫社長は、「歴史のある競合がひしめく欧州市場において、市場密着度をさらに高め、当社グループの持つ製品群によるお客様の企業発展に貢献すべく事業展開を図っていきたい」と欧州市場への意気込みを語っている。
東芝機械は、英国に続くイタリア現地法人の設立により、広く欧州地域の顧客のモノづくりに貢献していく。
MECTでは高速5軸門形型彫盤を出展
なお、東芝機械はメカトロテックジャパン(MECT)2019では、金型、IT、航空機産業に貢献する 高速5軸門形型彫盤 MP‐(5C)seriesから『MP‐2618(5C)』を出展する。
直線軸回転制御による傾斜加工能力を付加したテーブル旋回とヘッド旋回の新しいコンセプトマシン(門形マシニングセンタ)であり、最新型CNC装置「TOSNUC PX‐100」による高剛性A軸旋回機構を含む5軸制御により、ワンチャッキングで大幅な工程集約を実現する。
また、工具の振れ・輪郭形状も測定可能な非接触式自動工具長測定装置も搭載、ラム軸を排除、クロスレール昇降の安定切削や5軸任意旋回機能により傾斜作業も段取りレスといった特長をもつ。
【MECT2019/東芝機械 小間番号・3A03】
2019年10月24日