ユーザー通信 209号 製品リリース:ダイジェット工業
ダイジェット工業
『エクストリームダイメイト』をリニューアル
インサート2種類(金型加工用・耐熱合金用)を追加し、本体鋼種を ダイジェット工業(本社=大阪市平野区、生悦住歩社長)は、好評を得ているインサート両面仕様・丸駒ラジアスカッタ『エクストリームダイメイト』を、新ブレーカ付きインサート「金型加工用PMブレーカ」「耐熱合金用MMブレーカ」の追加および本体鋼種の見直しにより、新シリーズとしてリニューアル発売した。
従来エネルギーや航空機産業などのタービンブレード加工をメインに使用されていた同製品に、金型加工用・耐熱合金用の2種類のインサート追加とより最適な本体鋼種への見直しを図り、幅広い被削材に対応できる汎用性とコストダウンによる市場競争力を強化した。主な特長は、次のとおり。
▽インサートは両面8コーナ仕様の丸駒インサート、加えて黒皮級のため非常に経済的。
▽独自のインサート回り止め機構を採用。インサート拘束面がクサビ形状のため、外周と座面が確実に本体に固定され、使用時のインサート動きや浮き上がりを防止し安定加工が可能。
▽独自のヘリカル切れ刃により切れ味と刃先強度を兼ね備えた「耐熱合金用MMブレーカ」は、ステンレス鋼、チタン合金などの難削材加工において低抵抗、長寿命を実現する。コーティング材種は「JC7518」「JC7550」を揃えた。
ポケット掘り込み加工が可能な「金型加工用PMブレーカ」は、刃先強度を重視した全周ブレーカ形状で一般鋼からプリハードン鋼、焼入れ鋼まで幅広い被削材に対応。コーティング材種は「JC8050」「JC8118」を揃えた。
▽本体はクーラント穴付きで確実に刃先を冷却。
炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金などの平面加工、曲面加工、ポケット加工を主な用途とする。
サイズは、フェースミルタイプEXTDM形 Φ50~Φ66(計5形番)、モジュラーヘッドタイプMTX形 Φ32、Φ40(計2形番)。
2019年7月12日