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ユーザー通信205号 2面:OSG × INTERMOLD2019/東京

ユーザー通信 WEB版

続々と「Aブランド」の新製品、バリエーション拡充を展開!

アディティブ・
マニュファクチャリング用エンドミル等を披露

オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原、石川則男社長)は、マスタークラスの「Aブランド」新製品やバリエーションの拡大を、次の製品を中心にINTERMOLD2019/東京の会場にて披露する。

 

ロング刃長を拡充
超硬防振型エンドミル シリーズ AE‐VMSシリーズ

 

Aブランドのエンドミル AE‐VMSシリーズに、新たにロング刃長の『AE‐VML』が加わった。

「新たなミーリングスタンダード」を謳い、ショート形の発売をスタートに、そのラジアスタイプを追加、さらにスタブ形とサイズとバリエーションを拡大してきたAE‐VMSシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と、作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発された。主な特長は次のとおり。

①潤滑性・耐摩耗性・高温耐酸化性に優れる新「デュアライズコーティング」を施し、複合多層構造がサーマルクラックを抑制する。
②切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減、高剛性と切りくず排出性を両立した新溝形状により、バリ発生を抑制する。
③不等リード・不等分割の採用でびびりを抑制し、安定した高能率加工を実現する。

そして、JIMTOF2018で紹介され販売を開始したAE‐VMLロング形では、さらに進化し、大きな芯厚により高剛性を実現、高速側面切削を可能にする。

刃先からシャンクにむけて芯厚が変化するウェブテーパにより、工具剛性を向上させ、加工面の倒れを防止。強ねじれ仕様で、切削抵抗を低減し、安定加工を可能にし、従来の不等分割・不等リードに加えて、マイクロレリーフの採用で、びびり抑制効果をさらに高め、安定した高能率加工を実現する。

今回のインターモールドでは、ロング刃長チップブレーカ付タイプAE‐VMLを初披露目し、4月下旬発売を予定する。

強靭な3次元ネガ形状
アディティブ・マニュファクチャリング用エンドミル

短納期・低コストを目的に3Dプリンタのように材料を添加する形の工法「アディティブ・マニュファクチャリング」(金属積層造形技術)が製造現場に展開され始め、これらに対応するための深切込みにも耐えうる強靭な3次元ネガ形状を採用した超硬エンドミルを開発し、ボールタイプ『AM‐EBT』とラジアスタイプ『AM‐CRE』の2種を4月下旬に発売を予定している。

表面に超耐熱性・高じん性のデューロレイコーティングを採用し、超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造によって、高い耐熱性と耐摩耗性を有しつつ、優れたじん性を発揮し、高硬度加工においてもチッピングを抑制し、工具の長寿命化を実現する。

3枚刃油穴付き超硬ドリル
トリプルレボリューション ADO‐TRSシリーズ

JIMTOF2018でネーミングとともにお披露目され、今年2月に発売されたAブランドの新製品、3枚刃油穴付き超硬ドリル『トリプルレボリューション ADO‐TRSシリーズ』がINTERMOLDにも登場する。

3枚刃の油穴付き超硬ドリルで、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にするADO‐TRSシリーズは、高い耐久性でおなじみのEgiAs(イージアス)コーティングを採用し、広いチップポケットで、切りくずをスムースに排出する。

新開発のRギャッシュ(PAT.P.)を採用し、3枚刃ドリルでも2枚刃に匹敵する低いスラスト抵抗と抜群の切りくず分断性と切りくず形状安定性で、切りくずトラブルの低減を可能にした。

3Dタイプと5Dタイプの2種類を用意し、軟鋼・低炭素鋼、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、ダグタイル鋳鉄と幅広い材料に対応し、安定した加工を実現するほか、直径・長さ違いの特殊品や、その他アルミニウム合金用の特殊品にも要望に応じて対応する。

相談コーナー常設、ワークショップ、セミナー内容も充実

なお、今回のINTERMOLDでは、金型加工で困っているユーザーにさまざまな切り口で提案できるよう、技術者とセールスエンジニアがブースの相談コーナーで、個別相談に応じるほか、4月20日(土)11時~12時に第4セミナー会場(Bホール)にて、「金型革命!」をテーマにワークショップを開く。

また、4月18日(水)14時30分~15時15分にオープンセミナー第2会場(Bホール)では、「高生産性を実現する最新エンドミルの提案」と題し、アディティブ・マニュファクチャリング用エンドミルとAE‐VMSシリーズおよび新製品のAE‐VMLチップブレーカ付きタイプについてセミナーを行う。

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