東北日東工器の新工場が完成

日東工器(本社=東京都大田区、小形明誠社長)は、福島県福島市に建設していた東北日東工器おおざそう工場が完成し、7月1日に竣工式を行った。
東北日東工器は、機械工具を製造するメドテック工場(山形市)と電動ドライバと建築機器を製造する白河工場(白河市)の2工場を、おおざそう工場に集約した。おおざそう工場では、仕入れから部品加工、組立までの一貫生産体制を整えている。自動倉庫や無人搬送車をはじめ、複合加工機や5軸マシニングセンタなどの最新設備を導入し、生産の省力化・省人化および効率化を推進している。現在の生産品目は、機械工具、電動ドライバ、建築機器となっており、将来的には迅速流体継手、リニア駆動ポンプなど、日東工器の全製品を生産できるマルチ工場を目指している。また、福島県では水素、ロボット、医療分野に注力しており、日東工器グループとの新たな展開が期待される。これらの分野で地域企業との連携を深めることで、地元経済への貢献と地域の活性化につなげていく。
工場の概要は、次の通り。
▽所在地:福島県福島市大笹生字宮ノ下1番1号(東北中央自動車道の福島大笹生IC近くの「おおざそうインター工業団地」内)▽面積:敷地面積 28,183㎡ 延床面積19,954㎡▽建屋構造:鉄骨2階建▽生産品目:機械工具、電動ドライバ、建築機器▽従業員数:202 名(2025 年6月末)▽主な設備:マシニングセンタ、NC旋盤、各種研削盤▽投資額:約146 億円(建物・設備)▽建設期間:2023 年10月~2025年5月
2025年7月1日