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ユーザー通信205号抜粋:サンドビック「コロマント会総会」で新体制・組織を披露

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サンドビック「コロマント会総会」で新体制・組織を披露
「デジタルマニュファクチャリング」を推進


サンドビック コロマントカンパニー(本社=名古屋市名東区上社)は2月、主力販売店で構成するコロマント会の平成31年総会を各地で開催した。

今年1月からの新体制のもと、新たにカンパニーバイスプレジデントに就任した山本雅広専務執行役員が登壇し、自己紹介とともに「日本市場でのさらなる成長のため、知恵の限りを尽くす」旨あいさつ。山本氏は西日本営業統括本部長も兼任し、東日本営業統括本部長代理には武井篤史氏が就いた。

続けてメーカー報告に移り、コロマントカンパニー(日本)の2018年度の業績は、09年を100とする指標では180と前年(17年)を上回り、リーマンショック以降の最高を更新。概要については、機械搭載案件の10%以上の伸長、流通ビジネスの好調が継続、コロマントアカデミーの再開をプラス要因として挙げ、逆にマイナス要素としては、中四国地区の自然災害の影響やエネルギーおよび造船産業の需要停滞を挙げた。

そのうえで、2019年度の取り組みでは、高付加価値製品の開発として、3Dプリンターで作成された世界初のチタン合金製ミリングカッター『軽量型CoroMill ®390』の発売(3月)や、コネクティッドソリューション・プラットフォーム『CoroPlus』、センサー内蔵防振工具『Silent Tools™ Plus』といったデジタル戦略(マニュファクチャリング)については、技術開発部の河田洋一部長の講演も交え、注力する姿勢を示した。

 

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