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ユーザー通信203号抜粋 「三菱電機 「西日本MMF」に先立ち概況報告」

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三菱電機は昨年12月6~7日、西日本ソリューションセンター(尼崎市)にて、「三菱電機メカトロニクスフェア(MMF) 2018 in 西日本」を開催した。

会期に先立ち、前日の12月5日午後には、同社FAシステム事業本部の氷見徳昭産業メカトロニクス事業部長(写真右)、関西支社 産業メカトロニクス事業部の島村幸利レーザー加工機課長(同左)が出席し、産業メカトロニクス事業の概況説明に臨んだ。

氷見事業部長はまず、「国内外ともに受注は堅調に推移しているが、ここにきて、やはり中華圏での減速感が鮮明になってきている」としたうえで、「一方で米国、欧州もドイツを中心に好調が続き、アセアンはここ数年停滞気味だったが、タイの自動車性が増えてきており、設備投資が活発化している」と全体を概観した。

続いて島村課長は、関西地区の市況について、「2017年の需要を牽引したスマーフォン関連には一服感はあるものの、特に(昨年の)夏以降、建築需要関連や自動車関連での引き合いが増えてきている。2017年からの流れもあり、2018年度の売上高としては、対前年比10%の上積みでの着地を見込んでいる」との見解を示した。

そんななか、実機展示こそ叶わなかったものの、JIMTOF2018で日本初公開し反響の大きかったという板金レーザー加工自動仕分け装置『ASTES4』(アステスフォー)による、「レーザー切断後の仕分け作業を省人化するための自動仕分け装置の需要」についても強調した。

ASTES4は今年1月から国内販売を開始する。

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