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news-【新製品・新技術コレクション タンガロイ特集①】

ニュースリリース

小径直角肩削りカッタ『TungForce-Rec』を拡充

タンガロイ(本社=福島県いわき市好間工業団地、木下聡社長)は、刃先交換式直角肩削りカッタ『TungForce-Rec』(タング・フォース・レック)にコーナR0インサートおよび小径モジュラヘッドを拡充し、販売を開始した。
TungForce-Recは、V字形状をインサート底面に採用した高いクランプ剛性を備えた直角肩削りカッタで、直角肩加工や溝加工だけでなく、彫り込み加工・三次元加工などで高い評価を得ている。
これまで、隅R0を必要とする直角肩加工や溝加工は、ソリッドエンドミルでしか成し得なかったが、TungForce-Recの汎用MJ形およびアルミ合金用AJ形にコーナR0インサートを拡充することにより、低抵抗かつ高能率に様々な加工形態に対応可能となった。
また、小物部品を加工する自動盤加工において、耐びびり性向上のために短い突出し長さが求められており、干渉防止および高剛性を実現する小径モジュラヘッドの拡充により、これまでより短い突出し長さを実現でき、寿命と加工安定性を向上。より幅広い加工に使用可能となった。

 

『DuoJust-Cut』に最大突切り径インサート拡充

タンガロイは、自動盤対応突切り工具『DuoJust-Cut』(デュオ・ジャスト・カット)に、最大突切り径20mm用インサート『JXPG20R/L形』を拡充し、販売を開始した。
DuoJust-Cutは、独創的な高剛性クランプ方式によりインサートのクランプ剛性に優れ、安定した突切り加工を実現し、多くのユーザーから好評を得ており、すでに発売済みの最大突切り径6mm・12mm・16mm用インサートに加え、最大突切り径20mm用インサートを拡充した。
自動盤用新PVDコーティング「SH725」を採用し長寿命を実現するDuoJust-Cut は、1種類のホルダに突切り径に合わせた4種類のインサートを取り付けが可能で、突出し量を最適にすることで、安定加工と高能率加工を実現する。また、サブスピンドル対応突切りホルダも設定しているため、さまざまな加工形態に対応できる。
さらに、ホースレス配管によるダイレクト給油を可能にした「DirectTungJet」システム対応ホルダも設定するなど、今回の拡充により、より安定した突切り加工と高能率加工に寄与する。

 

『TungCut』の軟鋼用新ブレーカ・材種を拡充

タンガロイは、多機能溝入れ加工用工具『TungCut』(タング・カット)に、軟鋼用ブレーカ「DGL形」および鋳物加工用CVD材種「T515」と汎用PVD材種「AH7025」を拡充し、販売を開始した。
TungCutは、独自のインサートクランプ方式により、インサートのクランプ剛性が高く、安定した長寿命を提供する。
また、小物加工から一般加工まで幅広くカバーし、あらゆる溝入れ加工に対応する。
2コーナ仕様の新ブレーカ DGL形は、特徴的なブレーカ仕様により、低炭素鋼や軟鋼で安定した切りくず処理性が得られ、軟鋼の実加工で発生しやすい切りくずトラブルを解消する。
溝入れや突切り加工で評価を得ている「DTE形」には、鋳物の高速加工でも安定した性能が得られるCVD材種 T515を、多様な被削材で安定した長寿命、高能率加工が得られるPVD材種AH7025を拡充した。
さらに、溝入れや横送り加工で優れた切りくず処理性が得られる多機能溝入れインサート 「DTM形」には、市場で多く使用されている3mm幅を追加設定した。

 

『TetraMini-Cut』に高能率加工用ブレーカを拡充

タンガロイは、4コーナ溝入れ加工用工具『TetraMini-Cut』(テトラ・ミニ・カット)に、高能率加工用ブレーカ「TCS18形」を拡充し、販売を開始した。
TetraMini-Cutは、小型かつ4コーナ仕様で経済性に優れ、独自の高剛性クランプシステムを採用し、高い刃先位置安定性により優れた加工精度、安定寿命を実現する。
新ブレーカ TCS18形は、特長的なブレーカにより低抵抗で優れた切りくず処理性が得られ、安定した高能率加工を実現する。
溝入れ専用新材種 「AH7025」は、コーティングに高硬度かつ密着性に優れる高Al含有積層被膜を採用し、耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立、安定した加工および高能率加工を実現する。
さらに、好評を得ている研削タイプ「TCG/TCP18形」と合わせ豊富なインサートのラインナップにより、幅広い選択肢からの選ぶことが可能。
適用被削材は鋼、合金鋼、ステンレス鋼まで幅広くカバー。一般旋削加工から自動旋盤加工まで多岐にわたる切削領域に対応し、ユーザーの生産性向上に貢献する。

 

小径高送りカッタ『TungForce-Feed』発売

タンガロイは、刃先交換式小径高送りカッタ『TungForce- Feed』(タング・フォース・フィード)の販売を開始した。
TungForce-Feedは、インサートの大きなすくい角とポジティブインクリネーションにより、切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させており、多刃設計との効果により、加工能率の大幅な向上が可能となっている。
また、コーナ部の厚いインサート設計により、インサートの欠損によるボディ損傷を抑制する。加えて、従来の刃先交換式小径工具よりも大きなサイズのインサート締付ねじを採用することで強度が約1.5倍に向上し、ねじの破損を防止することで小径工具でも安定した加工を実現する。
インサート材種は、新開発のコーティングを採用した鋼・ステンレス加工用の「AH 3225」、鋳鉄・高硬度鋼・難削材加工用の「AH8015」の2種類を設定。カッタボディはシャンクタイプ・モジュラータイプから選択可能で、シャンクタイプは首下長さがショートとロングの2種類を用意。
工具径はΦ8mmからΦ16mm、最大切込みは0.5mm。

 

 

刃先交換式サイドカッタのインサートに新材種拡充

タンガロイは、刃先交換式サイドカッタ 『テック・タンジェンシャル・スロット』(TecTangential Slot)に、インサート「AH3135」材種を順次拡充している。
テック・タンジェンシャル・スロットの主な特長は次の通り。
①高強度な縦インサートにより高い信頼性を実現。
②多刃仕様と優れた切りくず排出性を両立し、高能率溝加工が可能。
③左右両勝手仕様のインサートは4コーナの使用が可能で経済性が高く、工具管理も容易。
④独自の切れ刃形状は、さらい刃も備え、優れた壁面品位を提供。
今回、インサート材種に、高い耐欠損性を誇る新材種AH3135を追加設定した。
AH3135材種は、靭性の高い超硬母材と耐欠損性に優れる積層構造を有したコーティング膜を採用し、高い欠損性を持つ母材とコーティングの組み合わせにより、不安定な加工条件でも抜群の安定性を誇り、インサートのチッピングや欠損が起こりやすい加工状況でも安定した長寿命を実現する。全アイテム:12形番。

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