ユーザー通信202号抜粋 立花エレテック 上期予算発表
上期決算発表
渡邊武雄社長
2期連続で各利益項目が過去最高を更新
電機・電子技術商社のリーディングカンパニー、立花エレテック(本社・大阪市西区西本町)は、平成31年3月期第2四半期(平成30年4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。
売上高は902億2400万円(前年同期比8・8%増)、営業利益は32億2700万円(同18・2%増)、経常利益は35億7700万円(同22・8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億2700万円(同21・3%増)と、各利益項目は2期連続で過去最高を更新した。
渡邊武雄社長は、「主たる子会社が全て黒字であり、本体が58億4900万円の増収、営業利益で4億9千万円、経常利益で6億4100万円、当期利益で4億5千万と好業績で推移した」と全体を概観。
内容については、「依然、FAシステム事業が好調(前年同期比10・0%増、金額では48億円増)、また半導体デバイス事業も好調を維持しており(同5・9%増、同15億3千万円増)、この両事業が大きく牽引し、特にFA事業では、半導体・液晶製造装置関連、自動車関連の設備投資需要を背景に大幅に伸長した」と説明した。
M2M(機械間通信)ビジネスを強力に推進
また同社ではAI、IoT時代における製造現場の生産性向上に対する要望に応えるべくグループ各社の技術を結集し、ロボットを含む製造ラインや製造機械を機能的に連動させるM2M(機械間通信)ビジネスを強力に推進している。
そんななか、今年10月には、アジア最大級のエレクトロニクス・ITの展示会「CERATEC JAPAN」(幕張メッセ)、さらに「工場設備・備品展〔関西 ものづくりワールド〕」(インテックス大阪)と東西の展示会に初出展した。
渡邊社長は、展示会そのものは非常に好評だったとしたうえで、「大阪では直線的に『いかに販売するか』の展示会、東京ではデジタル社会の近未来に向け『こういうものが必要ですね』という展示会」と色分けし表現。同社の創立100周年にあたる2021年の節目まで、今後もステップアップしながら、出展を継続する意向を明言した。
2018年12月29日