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ユーザー通信201号抜粋 『メイコーマシン×JIMTOF2018』 手回し『サラエ丸』に6倍速が登場 ! 

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『メイコーマシン×JIMTOF2018』
手回し『サラエ丸』に6倍速が登場 ! 

メイコーマシン(大阪府和泉市阪本町、中井敏文社長)はJIMTOF2018で、手動回転工具『サラエ丸』の6倍速試作機(HF‐6)を出品する。
 JIMTOFでは毎回、大手や有名メーカーらとは、また違った様相の人だかりができる同社のブース。特に外国人来場者からは、「今すぐにコレを持って帰りたい!」との声が五月雨式に挙がる。

「手作業を速く」進めたいニーズは不変

 サラエ丸は、小物部品の機械加工後の面取りやバリ取り、表面処理後や熱処理後、または組み立て前などでのタップさらえ(タップさらい)、リーマ通しなどに便利な手回し仕上げ装置。発売から約6年、約500台が市場に出ているが、「まだまだ圧倒的に、ほとんど知られていない。とはいえ、問い合わせは絶えない」と中井社長。
 そんななか、「例えば、検査に使いたいなど『手作業を速く』進めたいという不変のニーズ」に対し、JITOFで新しい方向性を示す。
 「いまの時代に、手作業で作業効率を上げるということ自体がどうなのか? との考えもあるが、現実は、機械加工だけですべてが終わるかといえば、そうでない」。
 サラエ丸のデモ機を貸し出した際に、以前は、その仕事が終了すれば、即、返却というパターンも多かったそうだが、「最近は、ほとんどが購入となる。それだけ、必要性があるといえるので、JIMTOFでは現品をさわってもらい、少しでも知ってほしい」。
 同じく、「アナログの良さ」の紹介としては、目視で納得のいく工具長測定ができるZ軸原点設定器『エムマス』を出展する。ほか、小型CNCインデックステーブル、専用コントローラの紹介も行う。

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