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ユーザー通信200号 2日間開催の継続が好評「機能性フィルム展」

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8月22~23日、大阪産業創造館(大阪市中央区本町)を会場に、「機能性フィルム展2018」が開催され、フィルム市場に強みやオリジナル性を持つ企業が集結した。
昨年からの2日間開催が好評のなか、今年は56社が出展。オーエスジーシステムプロダクツ(OSGグループ/愛知県豊川市)も名を連ね、バーコーター(ノンワイヤーバー)をメインにアピールした(※写真)。
ノンワイヤーバーは、グラビアインキの調色や塗布厚みの確認を用途とし、ワイヤーを巻いたタイプと比べ、一体型形状のため、切れない、ずれない、長寿命、目詰まりなしで塗布圧の確認を実現する。
OSGグループならではの「転造」を強みとする一体型形状は、国内では先駆者であり、さまざまなケースでの「研究」に用いられることから、その使い良さが好評を得ているロングセラー商品。とはいえ、多くの部署を持つ企業では、部署ごとに認知度もまちまちであることから、同じ企業内での横展開に注力したPRが行われた。
一方、京都市南区でコーティング事業を手掛けるプラズマイオンアシストは、常温から製膜可能なDLCコーティング、R2方式により連続成膜されたPETフィルムを紹介した。
この「ロール to ロール DLC連続成膜装置」は、中間層を必要としないイオン注入成膜法により、各種フィルム素材に機能性DLCの成膜が可能、ICPプラズマによる機能搭載など、オリジナリティの高さが強調された。

 

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