山善「ゲンバト」、大阪シティ信金通じ中小製造業に提供

山善(本社=大阪市西区、岸田貢司社長)は、大阪シティ信用金庫(本店=大阪市中央区、髙橋知史理事長)とのパートナーシップ契約を2025年4月16日に締結した。山善が提供するものづくり企業向けの複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」を、大阪シティ信金を通じて関西エリアの中小製造業に向けて提供し、デジタル化を支援することで生産性向上に寄与していく。
ゲンバトは、図面管理、不良記録、設備管理などをデジタルで一元管理可能なサービスであり、必要な機能だけを選び、すぐに導入でき、コストも抑えられる。オリジナルサービスと提携業者とのパートナーサービスを展開し、特にオリジナルサービスは「サービス同士の連携」と「月々1,000円~20,000円のサブスクリプション」を大きな特長としている。
この提携では、製造業の顧客が多く、同じ大阪・関西に本社・本店を持ち、大阪府下と尼崎市に85店舗を構え、大阪市全24区に店舗を持つ唯一の地域金融機関である大阪シティ信金との協業により、関西からものづくり企業の活性化を目指す。
山善は今後も、大阪シティ信金をはじめとした金融機関や商工会議所を通じて、さらに広範囲への展開を予定しており、より多くの企業にゲンバトの利便性を実感してもらうことを目標とする。また、事業機会の創出支援や技術(事業)承継のサポートも行い、製造業界全体の発展に寄与することを目指す。
ゲンバトは、山善が日本のものづくりを70年以上サポートしてきた専門商社として、「製造現場にちょうどいいデジタルを」をテーマにした、複合型SaaSプラットフォームのサービスを2024年2月より開始。ゲンバトを通じて、中小製造業のデジタル化・DX化を手助けすることで生産性向上に貢献し、事業機会の創出支援、技術や事業の承継のサポートなども行う。山善は、今後もパーパスである「ともに、未来を切拓く」のもと、世界のものづくりと豊かなくらしの実現を目指していく。
2025年4月16日