【JIMTOF2024】安田工業 スキルフリーな段取りシステム紹介を企画展示
安田工業(本社=岡山県浅口郡里庄町、安田拓人社長)はJIMTOF2024で、誰でも簡単に高精度加工を再現できる自動化展示を中心に、精度や品質を重視しつつ、デジタル技術を活用した最新マシンとソリューションを展示、提案する。
精密金型・部品加工に最高のパフォーマンス発揮する4機種出展
「Beyond the future with YASDA:YASDAで未来を超える」をスローガンに掲げ、特に、国内製造業が直面する労働力不足と国際競争力の維持という課題に対応するため、精密金型や部品加工に焦点を当て、極めて少ない熱変位と圧倒的なリピータビリティを実現し、安定した自動化技術に加え、熟練オペレーターでなくても容易に操作できる充実した計測ソフトなど、プレゼンテーションを通してアピールする。今回の出展機種は、精密金型加工と部品加工で最高のパフォーマンスを発揮する4機。
『YBM Vi50』は、冷間鍛造金型やアルミダイキャスト金型、航空機部品、半導体製造装置部品など大型ワークの高精度加工に対応する5軸マシニングセンタで、最大重量500㎏までワークを搭載可能。今回の展示では、AWCとの連携による高精度5軸部品加工の自動化を実演する。
主に北米や欧米で展開する『PX30i』は、323本マガジン、33面パレットプールを標準搭載し、長時間連続加工、多数個・多品種部品生産に特化した立形5軸MC。長年、金型加工機として評価されているYBMシリーズで採用のプリロード自己調整型スピンドルを搭載している。航空機、医療、そして国内の半導体製造装置の部品加工で展開を図り、精密自動加工の新境地を拓いていく。
さらに、精密金型加工分野で30年以上の実績を持つ立形3軸のベストセラー機『YBM640 Ver.Ⅴ』と、スマートフォンやコネクタ金型に対応する高精度加工の万能MC『YMC430+RT10』も展示し、この2台の機械間にEROWA社製ロボットを装備し、金型入れや電極加工の自動化を提案する。また、企画展示として熟練オペレーターが行っていたワークの平行出しや原点測定を不要にするスキルフリーな段取りシステムを紹介する。
成長産業に対応、カスタマイズ対応を強化
安田工業では、グローバル市場の動向を踏まえ、各地域のニーズに合わせた戦略を展開する中、国内外で安定したシェアを維持し、特に海外市場では50%以上の売上げを占める。中長期販売戦略においては、今後も成長産業に対応した製品展開の強化、カスタマイズ対応を強化していく方針で、世界中のユーザーの生産性向上に寄与するマシンを提供していく。
【小間番号・E5013】
▲前回JIMTOF2022でのブースのようす。手前が今回も出品する「YBM640V Ver.Ⅴ」
2024年10月23日