【JIMTOF2024】三井精機 工作機械とコンプレッサの融合事例をアピール
三井精機工業はJIMTOF2024で、新製品となる工作機械2台とコンプレッサ1台を展示し、工作機械とコンプレッサが融合したカーボンニュートラルの事例を通じて、工場での環境対策を提案する。
最大のストロークとワーク積載質量もつ大型横形MC
それぞれの特長を概観すれば、横形マシニングセンタの中でも最大クラスのストロークとワーク積載質量を兼ね備えた大型マシン『HPX150』は、最大のストローク〔X軸3000×Y軸2000×Z軸1600×W軸(クイル)500㎜〕と、最大積載質量15t、最大ワークサイズΦ2800×H2000㎜の大型マシンで、航空機、建機、半導体製造装置、発電、産業機械、工作機械などの大型部品の高精度加工を実現する。会場では全体をカバーなしで展示する予定。
丸穴加工の真円度・円筒度が飛躍的に向上したジグ研削盤
また、高精度ジグ研削盤『J350GⅡ』は、J350Gの広範囲なU字ストロークは継承し、砥石交換することなく径の異なる穴の自動加工が可能。ヘッド構造を一新したことで丸穴加工において真円度0・5μⅿ・円筒度1μ㍍以下を達成しており、砥石切込み系の剛性を向上したことで、従来比でスパークアウト回数を削減できるため加工時間の短縮を可能としたほか、ATC、インプロセスAMCS(自動計測補正装置) などの自動化機能も充実している。
そして、省エネを極めたオイル式インバータコンプレッサ『ZV15AX3‐R』は、最新の加工技術と構造解析により独自の圧縮機構「Zスクリュー」の最高性能を追求し、業界№1の吐出空気量を実現している。
【小間番号・E3033】
▲(左)前回のJIMTOF2022ではジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(レプリカ)も展示した三井精機ブース
▲(右)新しくなったZgaiard Xシリーズのコンプレッサ「ZV15AX3‐R」
2024年10月22日