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日本アイ・ティ・エフ、『ジニアスコートISA』の浸透具合実感

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日本アイ・ティ・エフ(本社=京都市南区、森口秀樹社長)は、9月18~20日に東京ビッグサイトで開催された「表面改質展2024」に出展し、存在感を発揮した。

同社では、アルミ、各種メッキ加工用金型DLC、鉄系材加工用AlCr系コーティング等の豊富なラインナップを見どころとし、中でも、AlCrN系超多層膜『ISA』について、「お客様からの反響もありつつ、ぜひ試作してみたいという『浸透具合』が見てとれる。さらに時間をかけ広めていく活動に徹したい」(ブース営業担当)との声が拾えた。

ジニアスコートISAは、20~60HRCの幅広いワーク材質に対応可能なAlCrN系コーティング。高温耐摩耗性・耐熱衝撃性に優れるSUS、鋼材の過酷な加工に最適であり、除膜による金型再生が可能(鋼材のみ対応可)。

主な特長は、▽2種類の化合物を数百層重ね合わせた超多層構造膜▽耐食性+耐焼付き性+耐熱性+耐熱衝撃性に高耐摩耗性を実現▽金型や工具の長寿命化を実現、など。

また、ドリル穴あけ加工においては、超硬ドリルD=8・0油穴付きを切削サンプルに、他社A・AlCrN系コーティングが950穴折損、他社B・AlCrN系2層コーティングが958穴折損に対し、ISAコートは1071穴継続加工可能との適用事例が得られ、500穴加工後では、A社品はマージンに摩耗、B社品はマージンに微小な欠損とシンニング部の溶着が確認されている。


▲表面処理技術の総合展で「セラミックコーティング受託加工のパイオニア」をアピール

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