山善、自動搬送ロボを物流拠点「新ロジス大阪」に導入
山善(本社=大阪市西区、岸田貢司社長)は、メカトロ機器や環境改善機器、切削工具、測定工具などの西日本地区での新しい物流拠点となる「新ロジス大阪」(東大阪市)に、自動搬送ロボット「Lexx500」を導入し、搬送時間と荷役作業員の労力削減を目的とした実証実験を行う。期間は今年11月に一部稼働を始める今年11月~本格稼働予定の来年1月。
自動搬送ロボットは、LexxPluss社(川崎市)製で、経済産業省が実施する2023年度補正予算の「物流効率化先進的実証等事業費補助金」(荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業)を活用し、実施する。実証試験を行う自動搬送ロボットは、地面の2次元コードに従って軌道走行する搬送ロボット「AGV」、とセンサーを搭載して自己位置を把握しながら走行ルートを導いて自律走行する搬送ロボット「AMR」の双方の特長を併せ持つため、現場状況に対応した庫内物流の自動化を推進できるのが特長。新ロジス大阪では、LexxPlussをAMR(自動走行搬送ロボット)として活用し、商品を積載した6輪台車の地点間搬送作業などを自動化して、商品の搬送時間と労力の大幅な削減を目指すとともに、見学会等を行い、サプライチェーン全体の課題解決に貢献していく。
▲実証事業を行う「新ロジス大阪」 ▲導入する「Lexx500」の使用イメージ
2024年8月10日