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DMG森精機、第5世代TC『NLX2500|7002nd Generation』 販売開始、JIMTOF2024出品へ

ニュースリリース ユーザー通信 WEB版

DMG森精機(グローバル本社=東京都江東区、森雅彦社長)は、頑強で熱安定性に優れた機械構造を採用、高精度と40番マシニングセンタ(MC)と同等のミーリング能力を備えたターニングセンタ(TC)『NLX2500|7002nd Generation』の販売を開始した。

NLX2500|7002nd Generationは、設計初期段階からFEM解析やデジタルツイン技術によるシミュレーションを用いて性能予測と熱解析を行うことで、機械構造の最適化を実施。X/Z軸のすべり案内は、摺動面幅を従来機より10%拡大し、 振動減衰性と動剛性を向上した。

主軸には、3年保証の内製主軸を搭載し、従来機比で切削能力を1・25倍向上。右主軸も左主軸と同等の10インチチャックが搭載でき、左右両面を連続加工できる。また、Φ115㍉の大貫通穴径を持ち、大径バーフィーダと組み合わせることで、多品種加工の工程集約を実現する。

刃物台は40番MCと同等のパワフルなミーリング能力のBMT(ビルトインモータ・タレット)を搭載、従来MCとTCの2台で加工していたワークを、1台に工程集約するほか、ギヤ加工の工程集約も可能とした。

操作性も、タッチパネル式操作盤の表示画面を拡大し、視認性が向上したことに加え、生産準備や加工シミュレーションなど、生産性向上を実現する多数のアプリケーションも使用できるなど、作業効率の向上やメンテナンスのしやすさなど、使いやすさを大幅に向上している。

また、ロボットシステムやガントリローダ、バーフィーダなどの自動化システムと組み合わせることで、夜間の無人運転が可能など、自動化にも対応する。

同機は、11月の「JIMTOF2024」に出品。EV、医療、半導体、産業機器市場を中心に拡販活動を展開する。


▲自動化事例 MATRIS Light         ▲自動化事例 バーフィーダ

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