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JTA定時総会/今年度生産額は4,950億円の見通し、生悦住賞に三井雅夫氏(彌満和製作所)

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日本機械工具工業会(JTA/松本克洋会長 代表理事=不二越執行役員工具事業部長)は6月5日、東京・千代田区のアーバンネット大手町ビル東京會舘で、第10回定時総会(定時社員総会)を開催し、総務、技術、環境、国際の各委員会からの報告に続き、2024年度の「生悦住賞」と「新庄(陰徳の士)賞」の受賞者が紹介され、表彰式が行われた。

生悦住賞は、彌満和製作所技術本部シニアエンジニアの三井雅夫氏が受賞した。同氏は長年に渡りねじ切り工具専門委員会の専門委員長および技術委員として活躍。特に、ねじ切り工具のISO規格、JIS規格および工業会規格のTAS規格の見直し改正に尽力したほか、現在も同専門委員会のアドバイザーとして貢献している。また、新庄(陰徳の士)賞は、多彩な分野の13名が受賞した。

なお、JTAでは、今後の機械工具生産額の見通しについて、正会員に実施したアンケート調査を実施。全体業況は、足元(23年度末)に比べ上期は良くなるとの回答が多く、機械工具の生産額増加傾向で内需・外需ともに先行きは良化すると予測。この結果、24年度の当初生産額見通しは前年度実績を上回る前年同期比6・7%増の4,950億円と公表した。その後、懇親会に移り、乾杯の発声を副会長の寺島誠人副会長(東綱社長)が務めた。


▲生悦住賞受賞の三井氏表彰(左)        ▲今年度受賞者の面々らによる記念撮影

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