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ユーザー通信194号 三井精機工業「MTF2018」3会場に2,900人が来場し盛況

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工作機械プレゼンでは加工事例10選を紹介

三井精機工業(本社=埼玉県比企郡川島町八幡、奥田哲司社長)のプライベートショー「MTF2018」が、2月6~7日の大阪開催(大阪市鶴見区・花博記念公園 水の館)にて終幕した。
同社も多分に漏れず業界絶好調の波に乗り切っており、昨年11月頃から「話が出ればすぐに決まる」状況だという。そんななか、大阪会場には816人が来場(本社会場は932人、名古屋会場は1,122人)し、工作機械の受注は初日終了時点で、すでに目標を上回っていた。
工作機械の展示では、5軸制御立形マシニングセンタ『Vertex55X Ⅲ』と高精度ジグ研削盤『J350G』に加え、当初は予告されていなかった新規開発機『Vertex75X Ⅲ』が初登場した。
また今回のMTFは、各地でセミナーの充実ぶりが伝えられていたが、大阪会場の最終日午前では、川崎重工業の三島悦朗氏が「航空機エンジン部品の加工と今後の展望」を特別講演。概ね、ターボエンジン(推力)・ターボプロップエンジン(プロペラ駆動力/回転力)・ターボフルエンジン(推力)・ターボシャフトエンジン(軸出力/回転力)をカテゴリーに語った。
さらに午後は、三井精機工業 営業推進部 精機販売推進室の下村栄司氏により、最近の加工事例として、「Vertex55X Ⅱによるインコネル加工」「同・金型加工」、「次世代宇宙望遠鏡の主鏡の加工」など事例10選が紹介され、工作機械としては掉尾を飾った。

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