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ユーザー通信194号 初の医療機器展に臨んだヤマシタワークス

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立体PTPシート、打錠杵に加え、おなじみ『AERO LAP』を展示

ヤマシタワークス(尼崎市西長洲町、山下健治社長)は、2月21~23日にインテックス大阪で開催された「第8回[関西]医療機器 開発・製造展(MEDIX)」(※本紙6面に関連記事)に、鏡面仕上げ装置『AERO LAP(エアロラップ)』の販社である日本スピードショア(産機営業部=大阪市北区豊崎)と共同出展した。
ヤマシタワークスでは金型・部品の製造、エアロラップの開発・製造のほか、2016年には組立式立体形状の薬剤プレススルーパック包装体『立体PTPシート』を開発。錠剤を片手で容易に取り出せ、狙ったところに錠剤を取り出すことができるため薬剤散逸の防止、高齢者らのシート誤飲を防ぐなど、これら新たな製品・技術にも積極的に取り組んでいる。
そんななか、今回が初の医療系フェアへの出展となった。昨年10月初旬に同会場で開かれた「関西 機械要素技術展」の際には、珍しく単体ブースではなく、地元・尼崎商工会議所の1社として効率的に合同参加したが、その際すでに、「次に単体ブースとして注力したいのが、来年(当時)2月の医療機器展」と手ぐすねを引いていた。
ブースでは、立体PTPシート、エアロラップの加工技術と新素材DSAを組み合わせ新開発した打錠杵(※写真/錠剤用杵臼。臼や充填用スリーブなどにも応用可能)といった医療向け製品、そしてエアロラップの展示を行った。
国内累計販売台数1千台超のエアロラップだが、来場者からは医療機器の部品、特にプラスチック成形部品に対するテストの打診など、まだまだ需要先の余地を感じさせる質疑応答が続いた。

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