ユーザー通信194号 OKK 東日本プライベートショーを開催
「VC51 × KUKA」でワーク運搬と加工を連動展示、実演
「NetMonitor」で展示全機種をつなぎ加工デモ管理
OKK(本社=兵庫県伊丹市北伊丹、宮島義嗣社長)は2月15~16日、同社東京テクニカルセンター(さいたま市北区日進町)で「東日本プライベートショー」を開催し、2日間で350人超が来場した。
同社主力の『VM/Rシリーズ』や『VC-X500』といった複数の立形マシニングセンタのデモ加工を実演。早送り加工や大径ねじ加工、重切削・5軸加工のようすを来場者らは興味深く見入った。
会場入り口スペースには、世界的ロボットメーカー・KUKAのロボット機を展示。立形MC『VC51』と連動させワーク運搬と加工作業を、安全に考慮し実際のスピードの1/10で実演した(写真)。
また、ロボットワークでは、CAD/CAMデータをコード変換アプリケーション「OCTOPUZ」を使ったロボット用コードの生成により、数千を超える点群データを作成し、連続でタスクの実行を可能としている。
担当者の説明では、「業界トップクラスの精度で切削、バリ取り、ウォータージェット加工などを行う」という。
会場内すべての機械は、OKKが提供するデータ通信技術「NetMonitor」でつなぎ、加工実演をモニタ管理し、「IoTの活用により、より効率的な生産を可能にする」ようすも紹介した。
対応NCはN800、N700、N16ⅰ/18ⅰ/21ⅰ(イーサネットの取り付けが必要)、F160is、F30ⅰ。全機種で対応し、接続台数は32台までとなる。
なお同展は、3月1~2日には、OKK本社・猪名川製造所にて「中部・西日本プライベートショー」として開催された(本紙次号・4月号にて続報)。
2018年4月2日