news-【セコ・ツールズ 新技術『Jetstream ToolingR』を発表】
セコ・ツールズは、ねじ切りシャンクホルダに高圧クーラントを供給する技術『Jetstream ToolingR』 を発表した。
この新シリーズには、外径加工用角シャンクホルダ、内径加工用ボーリングバー、Steadylineバーで使用するためのGLヘッドが含まれている。
Jetstream Toolingねじ切り旋削ホルダは、ねじ切り加工中に、切れ刃に近い最適な位置に高圧クーラントを集中的に噴射するため、切削時に出る切り屑を一定方向に排出することができる。
クーラント供給口での圧力は最大150bar/2,175psiまたは275bar/3,988psi(ホース接続時)。
ツールホルダのタイプ数は22(外径加工用)、28(内径加工用)、14(GLヘッド用)で、チップポケットサイズはそれぞれ16、22、27種類。
チタンなどの被削材にJetstream Tooling技術を採用すると、硬いねじ切りの切り屑を破砕することで工具の寿命を延長できる。
さらに、切り屑処理が改善されているため、鋼やステンレス鋼の旋削では、ねじ仕上げ面の品質はそのままに、切削速度が30~60%向上する。
この角シャンクホルダには、JETIおよびDuojetの各機能も含まれている。
JETIはホース接続なしでホルダ内にクーラントを送り込むことができ、DuoJetは別の方向からクーラントをさらに噴射することができる。
これらの機能を組み込むことで、徐熱を最適化し、切り屑を効率的に除去し、工具寿命を長くかつ予測可能にすると同時に、ねじ切り加工におけるねじ仕上げ面の品質をさらに高めることが可能。
角シャンクホルダでJETI機能を使用するには、アダプタを使用する必要があり、Seco-Capto?C5、C6、C8タレット用のフェースマウントアダプタとスターマウントアダプタに加えて、HSK-T 63マルチタスク工作機械スピンドルの取り付け部用のスターマウントアダプタが含まれている。
これらのアダプタは、20mmと25mmの角シャンクに対応している。
2018年3月30日