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[262E]日機連関西地区賀詞交歓会、税制改正への活動成果を報告

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日本機械工業連合会(日機連)と大阪機械広報懇話会は1月15日、大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで、関西地区賀詞交歓会を開催し、会員企業や関連団体など約200名が出席した。

はじめに、日機連関西代表の金花芳則副会長(川崎重工業会長)が主催者を代表して新年のあいさつを述べた。冒頭、能登半島地震での被災者へのお見舞いと復興祈念を表した後、「不透明な世界情勢の中、日機連はDX(デジタル・トランスフォーメーション)やGX(グリーン・トランスフォーメーション)等の産業界が直面する課題を成長の機会として、研究・調査・発信機能を強化し、会員企業と連携し機械産業の発展に貢献していく」と強調。さらに、戦略的な重要物資を対象に生産量に応じて減税を講じる「戦略分野国内生産促進税制」や、特許権等の知的財産から生じる所得に対し優遇する「イノベーションボックス税制」の策定など、税制改正への日機連の活動成果を紹介したのに続き、「大阪事務所ではスタートアップやベンチャー企業と製造業とのコラボによるイノベーション革命を推進する施策を展開するなど、協調と連携を通じて日本の産業界の競争力強化を推進する」と語った。

次いで、来賓を代表して、近畿経済産業局の信谷和重局長は、「今年は、①万博②賃上げ③設備投資―の3つを重点施策と位置付け、多彩な支援策を有効活用し、成長の一年に」と呼び掛けた。続いて、日本銀行大阪支店・高田英樹副支店長は「7月には新札が発行される節目の年。新しい節目を活用して、発展の年に」とあいさつ。この後、日機連の長勇幹事(椿本チエイン相談役)の発声で乾杯し、開宴した。

▲日機連関西代表の金花副会長

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