待ちに待ったリアル商売のシーズン到来! 『大阪どてらい市』盛況に終始
目標上回る受注実績138億円超、1万2千人集客
イノベーションとは「変化」と訳す(山善・岸田社長)
山善(本社=大阪市西区)は7月6~8日の3日間、大阪南港のインテックス大阪6号館(A・Bゾーン)を会場に、全国最大規模を誇る生産財と消費財の展示即売会『2023 大阪どてらい市』を開催した。
今回は「変化を味方に、ともに未来を!」をテーマのもと、主催店グループ72社(生産財部門57社、消費財部門15社)、出品メーカーグループ339社・約900小間(機械部門62社、産業ソリューション部門92社、ツール&エンジニアリング部門108社、住建部門33社、ライフ部門44社)、の開催規模となった。
初日開場前に行われた開会式では、西川産業の西川正一社長(主催店代表)、ファナックの稲葉義治会長(出品メーカー代表)、山善の岸田貢司社長(事務局本部代表)の順にあいさつに立った。その中で西川社長は、「変化している環境を受け入れ、商売っ気を大いに出そう」旨、稲葉会長は、「工作機械業界は底固い状況といえる。新技術の適用による新しい需要の出現に期待する」旨それぞれ述べ、そして岸田社長は、「待ちに待ったフル企画での大阪どてらい市、リアルシーズンの到来である」と期待を込めながら、「イノベーションがキーとなる」とし、次の旨説いた。「技術は革新されているが活かしきれていないのでないか。イノベーションという単語は技術革新と訳されるが『変化』とも訳したい。イノベーションを変化として捉え、世界のものづくり、豊かな暮らしをリードしていきたい」。
これら意気込みに呼応し、会期中は主催店・出品メーカー・事務局(山善)が三位一体となり「見て・触って・確かめて」のソリューション提案営業を積極展開した結果、昨年を上回る延べ12025人が来場し、受注金額は目標(135億円)を上回る138億7848万円(計画比102・8%)の実績を上げるなど、盛況のうちに終了した。なお、23年度の『どてらい市』は、4月に開催した「東北どてらい市」(宮城)をスタートに「福島どてらい市」(11月以降時期未定)まで全国16ヶ所で開催を予定(7月6日時点)している。
2023年8月2日