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【決算発表】岡本工作機械製作所/中計最終年度目標を1年前倒しへ(売上高5百億円・営業利益60億円)

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新シリーズ、立軸ロータリー研削盤の受注好調

岡本工作機械製作所(本社=群馬県安中市、石井常路社長)は5月12日、2023年3月期の決算発表を行った。

連結経営成績は、売上高455億2400万円(前期比増減率21・2%増)、営業利益55億9800万円(同37・2%増)、経常利益55億5200万円(同32・3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益40億2900万円(同39・3%増)と好調に推移し、収益ともに過去最高を更新した。半導体関連装置は大口受注があった前期に比べ減少し、目先では在庫調整から設備投資抑制続くものの、中長期的な設備投資意欲は引き続き旺盛とみている。工作機械は設備補助金など経済政策の効果で国内 は活発な設備投資が継続。国内、海外ともEV車関連向け大型平面研削盤等が好調に推移した。

そんな中、国内市場においては、「半導体関連やハイブリッド・EV車向け大型平面研削盤、中でもセラミックス業界向けロータリー研削盤の需要高まっている」と広報担当者は話す。同社のロータリー研削盤では横軸に加え、新たにラインナップした立軸ロータリー平面研削盤『VRG-DXシリーズ』が、昨年のJIMTOFで初披露して以降「毎月多くのお引き合いを頂けるシリーズまで成長した」という。同社では今期より営業本部長に伊藤暁常務が就き、あらためて「エリア・機種・業種」の3つの戦略を徹底していくとする。

これらを踏まえ、24年3月期通期連結業績は、豊富な受注残などを梃子に中期経営計画(「創」lution 2025 GRIT&Adjust)最終年度の目標である売上高500億円、営業利益60億円の「1年前倒し」での達成を見込んでいる。

▲6月の中部どてらい市に登場した「VRG-DXシリーズ」

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