【決算発表】Cominix 売上・利益とも伸長、今期「機械販売部」立ち上げ
Cominixは5月26日、本社(大阪市中央区南本町)にて、柳川重昌会長(当時社長)、柳川修一社長(当時取締役)らが出席し、2023年3月期の決算説明会を行った。
連結業績の概要は、売上高288億5300万円(前期比7・1%増)、営業利益9億4800万円(同42・9%増)、経常利益10億5400万円(同35・0%増)、当期純利益7億4200万円(同16・4%減)と、売上・利益ともに伸長したが、前期に旧本社ビルの土地・建物の売却益約6億6500万円を特別利益として計上していたため、純利益は前期比マイナスとなった。セグメント別売上高のうち、主力の切削工具事業は164億9900万円。卸事業は売上・利益ともに堅調に推移。市場環境の影響が大きい直需事業は減収減益となった。またeコマース事業は、売上高は増収(2500万円)減益(8600万円)となったが、切削工具のプロサイトとして、拡大に向けた基盤づくりを積極展開中のフェーズである。
今期24年3月期については、連結業績は売上高315億円、営業利益11億5千万円、経常利益11億1千万円、当期純利益7億6200万円を予想するなか、工作機械販売体制を構築する。柳川新社長は、「現状は直販部との連携で行っており、工作機械メーカーとの協業体制で専門部署『機械販売部』を立ち上げ、機械加工に係る需要を一気通貫で受注する体制を築く。すでに設備案件は毎月上ってきており、今期はまず10台の受注を目指す」と言及した。
▲柳川修一新社長(6月23日就任)
2023年6月21日