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大機器協 通常会員総会 「他業界、異業種との交流で本質を見極めよう」 (中山理事長)

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大阪機械器具卸商協同組合(大機器協)は5月23日、ホテル日航大阪で「第51回通常会員総会」を開催した。組合員数190社中80社が出席し、委任状出席74社の合計154社出席にて同会員総会は有効に成立。第1~5号議案を可決、承認した。

総会に先立ったあいさつで中山哲也理事長(トラスコ中山社長)は、今年4月20日に組合行事(企業見学委員会)による、兵庫県猪名川町に所在するモノタロウ「猪名川DC」およびエレコム「兵庫物流センター」見学会でのようすにふれ、「業界最速最短で成長している企業の物流センターなので何かと見応えがあったが、どんな設備が導入されていたかより『こんな工夫をしていた』をポイントに見るのが面白いのだと思う」とした上で、「日本の企業経営者で最も物流に詳しいのは、モノタロウの鈴木雅哉社長ではないかと私は思っている」と述べた。続けて、「モノタロウ創業当時(2000年)に業界の先輩諸氏がこぞって『あんな商売は上手くいかない』と判断、発言されていたが、あれから20余年、上手くいかなかったのは逆に、そういう発言していた面々のほうだった」と述懐した。このことから、「全てではないにせよ、業界の『常識、習慣、定説、言い伝え、思い込み』よりも、時代に合わせ違ったことを考えたほうが面白い結果になる。最終的には、本質を見極める目が大事。そのためにもいつも同じ顔ぶればかりでなく、異なった業界・業種の様々な方々との交流機会を持つことが望ましい」とまとめた。

また、全機工連の副会長でもある中山理事長は、10月17日に愛知で開かれる全機工連全国大会に、アイリスオーヤマの大山健太郎会長をゲストに迎える旨も併せて告知した。

▲あいさつに立つ中山理事長。左は古里副理事長

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