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『Grindig Technology Japan 2023』(GTJ2023)開幕! 3月8日(水)~10日(金)の3日間、幕張メッセ・展示ホール8

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5名の「研削コンシェルジュ」が常駐

研削加工の専門展、先進テクノフェア(ATF2023)同時開催

「現場の答えが見つかる研削加工の専門展」として第3回を迎える『Grindig Technology Japan 2023』(GTJ2023)が、3月8日(水)から10日(金)までの3日間、千葉・幕張メッセ(千葉市美浜区)・ホール8で開催される。

「工具製造技術と研削加工技術の専門展示会」として2019年にスタートし4988人が来場。2021年の第2回はコロナ禍による緊急事態宣言下だったこともあり(※政府による開幕条件を満たし、安全を第一に徹底したコロナ対策を講じた中で開催)、来場者は1695人に留まったものの、これまで総じて、「課題解決型展示会」、「プロが訪れる展示会」、「ハマる展示会」、「6日間くらい続けてほしい展示会」、「来場者の滞在時間が長いのが特長」等々、評判の声が来場者、出展者から寄せられている。

そんななか今回も、各種研削加工技術、工具製造技術を支える工作機械、砥石、計測、周辺機器が多数出展され、特別協賛団体として切削フォーラム21が、特別協力団体として砥粒加工学会が参加する。切削フォーラム21は、会場内で切削工具の加工実演を行う。他に類を見ない独自の切削工具を開発した中小企業2組(ギケン/ゴール米子工場・西研)による切削工具加工実演では、司会者(切削フォーラム21役員・青木渉SICツールズ社長)の進行により、会社の紹介、実演に供する工具の開発の背景、狙い、特徴、優位性、開発環境を解説。実演には、オークマ製マシニングセンタを使用し、加工の前後に使用工具、ワークを来場者と共有しする。(会期中1日3回、最終日は2回)砥粒加工学会は会場内で『2023年度 先進テクノフェア(ATF2023)』を同時開催する。ATFは、産業界と学術界をつなぐイベントとして毎年開催されており、今年は同学会をさらに身近なものに感じてもらうために、GTJ2023の会場内で催す運びとなった。砥粒加工学会は、文字通り「砥粒」を工具とした研削や研磨の技術を科学的に解明、高度化することを目的に65年ほど前に発足した。学会と称しているが、砥粒加工の研究は現場とそこからのニーズがなくては成り立たず、その証に、多くの企業会員がメンバーとして名を連ねている。

そのほか、専門技術者によるパネルディスカッション、各種講演、そして、GTJの特長そのもの、代名詞ともいえる「研削コンシェルジュ」も実施される。ここでは毎回、特定のメーカーには相談しにくい案件、メーカーではなくアカデミックな人物への理論的な疑問など、研削に関するあらゆる悩みに対応する(事前予約制)。今回常駐する専門家は、次の5名。■大橋一仁氏(岡山大学大学院自然科学 研究科教授/砥粒加工学会副会長)■愛恭輔氏(神奈川県技術アドバイザー)■東江眞一氏(ものつくり大学 名誉教授/オオタ技術顧問)■澤武一氏(芝浦工業大学大学院機械工学専攻臨床機械加工研究室教授)■山下富雄氏(元・黒田精工)。

過去2回の開催には、研削加工や工具製造に携わる人々が、岡山や京都など西日本各地から日帰りで、この目的だけのために幕張まで訪れる姿も見られた中、今回も専門家が集う会場で、最新技術の情報収集と意見交換が大いに期待される。

 

▲左:GTJ2019(第1回)、右:GTJ2021、それぞれでのワンシーン

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