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サンドビック 超硬エンドミル『CoroMill Dura』を導入

ニュースリリース

オールラウンダーで多用途分野に対応する汎用工具

サンドビック・コロマントは、あらゆる被削材 (ISO P/M/K/N/S)の荒加工から仕上げ加工まで、様々な加工に対応するように開発された汎用超硬エンドミル『CoroMill Dura』を導入し、販売を開始した。主な特長としては、次の点が挙げられる。

不等リード・不等ピッチで全てのリード角、ピッチが異なる完全なる不等になっていることにより共振を防ぎ、びびりを低減させる。これをWhisperKutテクノロジーと呼んでおり、これにより、加工面品質の向上はもちろん、切削音が低く、切削抵抗が少ないことにより加工条件を下げる必要がなく、静かで安全かつ効率的な加工が可能になる。製品ラインナップは、ボリュームゾーンである4枚刃で刃長1・5×Dcと2×Dcはもちろんのこと、7枚刃ブレーカ付き仕様の刃長2×、3×、4×Dc仕様まで多岐にわたる。工具材種は全て信頼性の高い高耐摩耗性材種である「GC1730」を採用。GC1730は他のエンドミルで信頼性を勝ち得ている超微粒子超硬母材にTiCrN等のPVDコーティングを施している。GC1730は忠実な刃型の再現のため、リコンディショニングセンター瀬峰(宮城県)にて再研磨サービスにも対応している。

なお、サンドビック・コロマントでは超硬ソリッド工具の位置づけを、次の3つに分類している。①顧客の要求仕様に合わせて製作するカスタマイズ【C】(一般の特殊品およびテーラーメードも含む)②高能率加工をターゲットとした最適化工具【O】(Optimized)③工具の集約が可能なオールラウンドの汎用工具【Ⅴ】(Versatile)。この中でCoroMill Duraは、オールラウンダーで多用途分野に対応する【V】に属する。

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