ユーザー通信:日本ものづくり業界の発展に寄与できる情報媒体 UT-net.jp

ユーザー通信 246号 8面 :三井精機のJIMTOF2022/プレシジョンセンタなど「さらなる高精度」加工極める工作機械4機種+コンプレッサ出展

ユーザー通信 WEB版

三井精機工業(本社=埼玉県比企郡川島町、川上博之社長)は、11月8~13日に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2022」に、『究極の精度、「人」と「技術」を未来へ』をテーマに、工作機械4台とコンプレッサ1台を出展する。出展機は、プレシジョンセンタ『PJ303X』、5軸制御立形マシニングセンタ『Vertex55X Ⅲ』、高精度ジグ研削盤『J350G』、超高精度横形ジグボーラー『H6E』と、省エネ性能を極めた水潤滑インバータコンプレッサ『ⅰ-14022AX2-R』。それぞれの見どころ、主な特長を概観すれば、次のとおり。

◆【PJ303X】・・・・・・「精度の三井精機」が新たに創出した精密微細加工に革新をもたらす機種。レンズ金型加工等を含めた微細金型、医療機器、電極、燃料電池、航空宇宙関連部品、半導体・光学系部品をターゲットとして狙い、同社の微細精密加工分野への参入を期し誕生した。熱変形による姿勢変化を考慮した左右対称門型コラム構造、直線軸は高速駆動リニアモータ、回転軸はDDモータを採用。回転式の2段扉により正面操作扉の開口幅を広くている。パブリックの展示会では、昨年3月に幕張メッセで開催されたGrinding Technology Japan 2021での初披露以降、4月にはINTERMOLD東京展、10月のMECT(名古屋)、今年4月のINTERMOLD大阪展と出品を重ね、注目を集めている。◆【Vertex55X Ⅲ】・・・・・・Vertexの特長である直線3軸が箱型一体ベッドの上にある構造を生かし、Φ400㎜テーブルを搭載しながら、コンパクトな機械本体で工具やワークへの接近性が良好。最新の主軸熱変位補正機能を搭載、高精度傾斜・回転テーブルは標準のギア駆動のほか、DDモータ仕様も用意している。◆【J350G】・・・・・・従来機に比べ砥石自動切込みストロークを大幅に拡張したことにより異径穴の自動加工範囲が拡大した。操作盤はタッチパネル式15インチLCDを採用し、同社独自開発の対話型ソフト「G-MAPS」を搭載。安全性とデザイン性を兼ね備えた全体カバーを標準装備している。◆【H6E】・・・・・・従来のJidic H6Dから解析を重ね、さらなる高剛性、さらなる高精度加工を実現した。各直線軸V-V案内面に精密ニードルローラーベアリングを敷き、摺動抵抗を極めて小さくし、究極の高精度位置決めを実現した。◆【ⅰ-14022AX2-R】・・・・・・独自の圧縮機構「Zスクリュー」を極限まで高め吐出空気量を増やし、トップランナー 規制対応モータを採用し、高効率・省エネの両立を実現した。【小間番号・E3026】

▲今年4月INTERMOLD(大阪)出展時の「PJ303X」

» «