ユーザー通信 246号 11面 :フルサト・マルカHD 新ブランドは『UNISOL』(ユニソル)
第2四半期決算報告 増収増益は期初予想通りに進捗、通期で売上高1580億円・営業利益55億円見込む
9月16日、フルサト・マルカホールディングスの2022年12月期第2四半期決算関連報告がWEB会議で開催され、同社本社ビル(大阪市中央区南新町)から、古里龍平社長、大谷秀典常務らが会見に臨んだ。
古里社長は最初に、新ブランド名とシンボルマーク、新グループ理念(体系)の概要を説明。グループ全体のサービスや商品を統括する新ブランド名は『UNISOL』(ユニソル)と制定。ユニーク(UNIQUE)+ソリューション(SOLUTIONS)を由来とし、シンボルマークは、ユニークの頭文字「U」に感嘆符「!」を組み合わせた。ユニークは同社がこれまで最も大切にしてきた価値観であり、「SOL」はどこにもない、真似のできない、一味違うソリューションの提供への決意を込めるとともに、ラテン語の太陽も意味することから、光を感じさせるイエローをカラーリングした。さらに、新グループ体系のスローガンは「『その手があったか』を、次々と。」とし、「感動提案で今を拓き、変化の先まで伴送する」をミッションに、ビジョンを「『叶えたい』が、あふれる社会へ。」とした。
その上で、古里社長は連結業績説明に移り、売上高769億1100万円(前年同期比110・7%)、営業利益27億6千万円(同227・1%)、親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益21億8300万円を報告。主な増減要因として、期初予想に対しての利益増加は想定通りであり、利益率変動は鋼材価格の上昇による製品単価の値上げが影響。新人事制度により人件費が増加し、経営統合による経費節減効果を挙げた。連結損益では売上高は期初予想通りに進捗。流動資産は売上高増加に伴い増加。純資産合計も利益剰余金が増加し、自己資本比率は60・2%となった。セグメント別業績の「機械・工具」では、国内における半導体製造装置、建設機械、食品業界は好調、工作機械業界は堅調に推移したが、自動車関連は部品不足の影響もあり低調だった。海外においては、北米での営業活動拡大による商圏拡大と為替の影響により好調。この結果、売上高は513億8100万円、セグメント利益は15億6600万円。連結海外売上高は126億4千万円、前年同期比では14億4100万円(4・4%)増、海外売上高比率は16・4%となった。
なお、通期予想は最近の業績動向をふまえ、8月1日に連結業績予想を修正。売上高は前年対比10・4%増加予想の1580億円、営業利益は前年対比73・1%増加予想の55億円、経常利益63億5千万円、純利益41億円を見込む。
▲シンボルマーク
2022年10月31日