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ユーザー通信235号4面 MECT 2021 DMG森精機 次世代搬送システムなど「自動化」「デジタル化」ソリューション強調

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MECT 2021 DMG森精機

次世代搬送システムなど「自動化」「デジタル化」ソリューション強調

DMG森精機(本社=名古屋市中村区、森雅彦社長)は、10月20~23日にポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン(MECT) 2021」では、5軸制御マシニングセンタ、複合加工機の最新工作機械の出展はもとより、搬送システムやポータルサイト、アプリ開発プラットフォームといった自動化・デジタル化を強調したソリューションを提案する。

このうち、加工ワークの搬送や着脱など工場内の物流搬送を自動化し、工場全体のデジタル化を実現する自律走行ロボットシステム『WH‐AGV5』をピックアップする。

自動化のニーズの高まりとともに、人が操作する従来のハンドリフタやフォークリフトに代わる新しい自動搬送手段の活用が進んでいる。特に走行レールの敷設が不要な無軌道型AGV(無人搬送車)は変種変量生産にも対応できるため、生産現場や物流現場でも需要が高まっている。

一方で、無軌道型AGVが目的地に到着する停車位置決め精度は数十ミリ程度であり、高精度な位置決め精度が求められる工作機械へのワーク着脱には、導入が難しいという課題があった。

そんな中、WH-AGV5は自社開発の無軌道型AGVと人協働ロボットを組み合わせた自律走行が可能な次世代搬送システムとして開発された。

WH-AGV5を用いた自動化システムは、これまでのロボットシステムとは異なり、工場内全体の生産設備を接続して有効活用できる。

そのため生産数の変動予測が難しい場合でも、状況に応じて柔軟に工程変更ができ、単体でも購入可能なため既存機への後付けもできることから、変種変量生産が多いユーザーにも活用し易い自動化システムであり、工作機械の自動化だけではなく、FA業界全体で活用できる。

また同社の出品では、計測システムやミストコレクタなど周辺機器への注力も伺える。

【小間番号・3C21】

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