ユーザー通信235号5面 MECT 2021 三井精機工業 プレシジョンセンタ2機種が揃い踏み 精密微細加工に革新もたらす新機種「PJ303」登場
MECT 2021 三井精機工業
プレシジョンセンタ2機種が揃い踏み
精密微細加工に革新もたらす新機種「PJ303」登場
三井精機工業(本社=埼玉県比企郡川島町、加藤欣一社長)は、10月20~23日にポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン(MECT) 2021」にジェイテクト、光洋機械工業との共同ブースにて出展。
工作機械では、プレシジョンプロファイルセンタ『PJ812』と、昨年春4年ぶりにプレシジョンセンタの新機種として加わった『PJ303X』を出品する。
PJ812は、ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現した「究極のマザーマシン」として2016年のJIMTOFで初公開された。
熱変形による姿勢変化を考慮した左右対称門型コラム構造、X、Y軸滑り案内構造で0・1μm送りに追従する。さらに、最新の主軸熱変位補正機能を搭載している。
新操作盤「ⅰ‐HMI Pro」搭載のタッチパネル式15インチカラーLCDが選択可能で、ヘッド・主軸の構造を見直したことにより、新たにオプションでBT50、HSK-A100主軸を選択できるようになった。
そして、このPJ812の流れを汲み、「精度の三井精機」が新たに創出したPJ303は精密微細加工に革新をもたらせる。
「PJ812」は、BT50・HSK-A100主軸を選択可能に
今年3月、幕張メッセでのGrinding Technology Japanでデビューし、翌月のINTERMOLDにも登場したPJ303は、熱変形による姿勢変化を考慮した左右対称門型コラム構造、直線軸は高速駆動リニアモータ、回転軸はDDモータを採用し、俊敏な加減速、バックラッシュのないスムーズな動きを実現。また、回転式2段扉により、正面操作盤の開口幅を広くしている。
なおコンプレッサでは、オイルを一切使用しないクリーンな吐出エアーの水潤滑式インバータコンプレッサ『ⅰ‐14000X』を展示。
2021年10月25日