news-ワルター Accure・tec 防振工具の製品レパートリーを拡張
ワルター
Accure・tec 防振工具の製品レパートリーを拡張
ワルターは、長い突き出しにおいてもビビりのない切削加工を実現する、Accure・tec防振工具システムの製品レパートリーを拡張し、5月以降順次販売を開始している。
工具には軸方向および径方向にフレキシビリティを持たせた防振エレメントが内蔵され、その調整は工場出荷時に行われているため、加工現場においてすぐに使用を開始できる。
今回、ミーリング工具アダプターにおいて、ヘッドねじ込み式ScrewFitインターフェース仕様の、金型加工における突き出しの長いミーリング加工に最適なAC060(サイズT18、T22およびT28)がレパートリーに追加され、Xtra.tecXTカッターおよびボールノーズカッターなどのScrewFit仕様標準工具にAccure・tec防振テクノロジーを組み合わせて使用できるようになった。
旋削加工においては、
QuadFit Large中間アダプターを使用するモジュール式A3001アダプターがレパートリーに追加された。
工具径Φ60-100㎜にて最大10×Dの内径加工をカバーし、最大1mの突き出し長さにおいて、油圧シリンダーや大型バルブ部品の加工をビビりなく行うことができる。
工具はボーリングバー本体、中間アダプター(刃先オフセット量 大/小の2バージョン)およびQuadFitクイックチェンジヘッドからなるモジュール式であり、オフセット量の大きな中間アダプターを用いることにより、深穴の加工において穴壁面とボーリングバーとの間に空間を設けて切りくず排出を最適化する。
ボーリングバー本体はストレートシャンク、Walter CaptoまたはHSK-Tから選択可能で、さまざまな工作機械において使用でき、ビビりを減らして生産性を高める。
2021年5月31日