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ユーザー通信220号 7面抜粋:ミツトヨ 宇都宮事業所に提案型ソリューション棟がオープン 国内外最大規模の「M3 Solution Center」の活動開始

ユーザー通信 WEB版

ミツトヨ

宇都宮事業所に提案型ソリューション棟がオープン
国内外最大規模の「M3 Solution Center」の活動開始

ミツトヨ(本社=川崎市高津区、沼⽥恵明社長)は、栃木・宇都宮事業所再開発計画の1次工事のひとつとして、ショールームの機能拡充と校正事業の強化を目的に、新しく地上3階建てのソリューション棟を建築した。

M3 Solution Center UTSUNOMIYA(エムキューブ・ソリューションセンタ・宇都宮)は、2003年5⽉から宇都宮事業所内に三次元測定機を始めとする商品実演や最先端の計測技術を提案できるショールームとして活動していたが、このたび、国内外最大規模のM3 Solution Center UTSUNOMIYAとして、ソリューション棟の1階と2階に移転し、ユーザーへより良い提案型のソリューションサービスの活動を開始している。

宇都宮事業所は1944(昭和19)年に精密測定機器の生産拠点として操業を開始し、現在では、測定工具の中のノギス、ハイトゲージ、最先端技術を駆使した三次元測定機、測定機器・工作機械等の位置決めをするリニヤスケールを生産する同社最大の生産拠点である。

この宇都宮事業所内に設置したM3 Solution Center UTSUNOMIYAの特長は、他の国内同センター(川崎・諏訪・安城・住之江・呉・博多)にはない大型三次元測定機や測定機器を展示しており、さらに測定機器の製造工程を測器工場・MC工場・清原工場の3工場を⾒学できる点。
また、ソリューション棟には、ユーザーの測定器を預かり校正業務を行うキャリブレーション・ラボが併設されており、ここも新たな試みとして見学できるようになっている。

さらに、最先端測定機器を市場動向に応じ提案する「Concept Zone」を設置し、単に見学するだけのショールームではなく、ユーザーの計測に関する課題を測定機器の実演を通じて解決し、提案する場として利⽤できるよう、顧客満足を実現する能動型にソリューション提案を提供する営業拠点として積極的な活動を展開していく。

なお、M3 Solution Centerの先頭文字「M3(エムキューブ)」は、「Mitutoyo(ミツトヨ)」、「Measurement(測定)」、「Metrology(計測技術)」の3つのMを表している。

【ソリューション棟の建設概要】▽構造/規模=S造/地上3階▽建築面積=2650㎡(延べ⾯積6849㎡)。

【M3 Solution Center UTSUNOMIYAの概要】▽展示⾯積=1741㎡(1階と2階)▽1階=商品展⽰スペース▽2階=応接スペース▽展示点数=1050点(測定⼯具は除く)▽展示商品=測定工具、計測機器、Cocept Zone(最先端測定機器を市場動向に応じた内容にて提案)▽展示商品の価格=約6億円▽装飾への投資(内装)約3億円。

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