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ユーザー通信213号_6面:MECT2019 ピクトリアル〈ポートメッセなごや:10/23~26〉

ユーザー通信 WEB版

MECT2019 ピクトリアル〈ポートメッセなごや:10/23~26〉

 

マパール

EMOの流れ汲み2020年の新製品を展示

マパールは、SPM(構造材加工用)ミーリングカッターなど、eモビリティの個別ワークやコンポーネントを生産するための幅広く、革新的なソリューションの提供を強調。

また、切りくずを確実に分断するためにスチール加工用の新しいチップガイドブレーカ、調整が容易な小径仕上用外径リーマ、ピラミッド形刃先付きQTD インデックス式インサートドリル、ピラミッド型の刃先を備えたドリルリーマ、アークランド付きインサート、新たにクーラント穴付きおよびエクストラロングの『オプティミル‐ユニ-ウエーブ』の標準化、PCD切れ刃がろう付けされた新開発のベル型カッター等々、先の「EMO Hannover 2019」の流れを汲んだ2020年の新製品を展示した。

 

三井精機工業

初公開の加工サンプルでブリスク加工のポイント強調

三井精機工業は、5軸制御立形マシニングセンタ Vertexシリーズで加工した、今回が初公開となる大型(直径Φ715㎜)ブリスク(チタン合金製)のサンプルとともに、ブリスク加工のポイントと結果をあらためて強調した。

特にX軸とC軸の速度変化が激しいブレードの加工機には、俊敏な加減速と滑らかな動きが求められる。「工作機械の中でもブリスクを削れる機械はそう多くない。同時5軸機であれば『動くことは動く』ものの、使える品質になるかは別問題」(営業担当者)。Vertexシリーズは、ブリスク加工用としての最適なチューニング、高速で高品位なカッターパス等「削り方のノウハウ」を擁し強みとする。

 

 

三菱マテリアル

大手ユーザーの流れからの小型部品加工への需要は手堅く、近年同社では、小型自動旋盤用工具の専門部隊「マシニングパーツグループ」を構築するなど注力しており、新製発売にも拍車がかかっている。

 

 

OKK

5軸立形M C『VC ‐X 350』での手動治具交換装置による省力化等を提案するなか、特に集客をみせたのが、プライベートショー以外では初出展となった鋼材加工機『F300V』でもあった。

 

 

ダイジェット工業

11月の公式リリースに控えた5軸シリーズの新製品、チューリップSヘッド STLP形、ミラーバレル KRM形、高精度版QMマックス MQT形といったラインナップを先立って参考出品した。

 

 

岡本工作機械製作所

ワークをチャック上に置くだけで研削が始まる全自動研削システム『SELF』。その「第四世代」ではマップ研削を搭載しさらに研削加工をスキルレス化、文字通り「極限まで単純化」している。

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