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ユーザー通信212号_14面:MECTブースのハイライトは「AM/新技術/自動化/デジタルファクトリー」 DMG森精機

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MECTブースのハイライトは「AM/新技術/自動化/デジタルファクトリー」 DMG森精機

レーザ金属積層造形機(パウダーベッド方式)など4機種を出展

 

DMG森精機(本社=名古屋市中村区、森雅彦社長)はメカトロテックジャパン(MECT)2019で、ユーザーの生産性向上に貢献する「5軸・複合化/自動化/デジタル化」をテーマに、最新鋭のソリューションから新技術の紹介、ワークショップへの参加など、さまざまな催しを行う。

まず出展機種は、5軸加工機『DMU 60 eVo linear』、高精度・高効率複合加工機『NTX 2500 2nd Generation』、横形マシニングセンタ『NHX 4000 3rd Generation』、レーザ金属積層造形機『LASERTEC 12 SLM』。

それぞれの特長を概観すれば、NC自動旋回テーブルを搭載したDMU 60 eVo linearは、最適化された門形構造により、安定した同時5軸加工を実現する。

高性能主軸MASTERシリーズを搭載したNTX 2500 2nd Generationは、オールラウンドマシンとして、航空機、医療機器、自動車、金型、精密機器など、形状が複雑化するワークに対して、高い精度で効率よく加工する。

横形MCのスタンダード機 NHX 4000 3rd Generationは、想像を超える最先端の高速・高精度加工で、自動車産業など多彩な分野での高効率連続加工や量産加工に適している。

パウダーベッド方式のレーザ金属積層造形機 LASERTEC 12 SLMは、材料粉末を一層ずつ敷き詰め、その後にレーザで照射して任意の部分を溶融させワークを成形するパウダーベッド方式のアディティブマニュファクチャリング(AM)機で、切削では難しい複雑形状ワークの製品造形に最適といえる。
今回の展示では、材料粉末の合金の構成元素を選択し粒度分布を入力するだけで、最適パラメータが自動算出されるソフトウェア「OPTOMET」を紹介する。

このように、従来の方法では加工が難しかった複雑な形状も容易に造形できるようになり、高度な試作品の製作を実現するなど、大きな可能性を秘めた技術であるAMをはじめ、ブースハイライトとしては、AIで切りくずの飛散位置を推測し、クーラントの洗浄経路を自動で割り出す『AI切りくず除去ソリューション』や、微細な鋳物スラッジを高精度サイクロンフィルターで高効率に回収する『ゼロスラッジクーラントタンク』といった「新技術」を紹介する。

また「自動化」については、プログラミング不要の新ロボットシステム『MATRIS』(マトリス)や、次世代搬送システム『WH‐AGV5』など、自動化システムと機械を組み合わせたトータルソリューションを紹介。さらに、最先端オペレーティングシステム『CELOS』を中心として工作機械、周辺機器、工場、オフィスをつなぎ、ユーザーの生産性と収益を大幅に向上する「デジタルファクトリー」においては、顧客一人ひとりの課題解決に最適なデジタルソリューションを紹介する。

このように、近年の伊賀イノベーションデー(同社プライベートショー)やJIMTOFで鋭意提唱されている内容が引き続き、MECT2019でのハイライトとなる。

ワークショップでAMソリューションを紹介

なお、MECT最終日の10月26日(土)13時~13時40分には、ポートメッセなごや 交流センター3階・第3会議室にて、同社伊賀グローバルソリューションセンタ AM加工技術グループ グループ長 博士(工学) 小田陽平氏による、「DMG MORI アディティブマニュファクチャリングソリューション」と題したワークショップを開講し、ラインナップ、パウダーノズルタイプ、パウダーベッドタイプの特徴と加工事例等を紹介する。

【MECT2019/DMG森精機 小間番号・3C25】

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