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ユーザー通信205号 4面抜粋:『Grinding Technology Japan 2019』の備忘録

ユーザー通信 WEB版

『Grinding Technology Japan 2019』の備忘録―

ベタですが・・・

「みんな笑顔」の展示会だった3日間

日本初の本格的研削加工専門展に5千人来場

 

日本では初となった本格的な研削加工の専門見本市『Grinding Technology Japan 2019』が3月18~20日、幕張メッセ(千葉市美浜区)のホール1で開催された。

会場には、日本を代表する研削盤、工具研削盤、砥石、各種周辺機器の各メーカーが顔を揃え、海外からも高い人気を誇る工具研削盤、砥石、周辺機器各メーカーが多数出展するなか、3日間ともに好天に恵まれ、4988人が来場した。

特長は来場者の「滞在時間の長さ」


この展示会は当初より「課題解決型展示会」と、技能が求められ、課題を抱える研削従事者のための展示会を謳っていた。あたかも、その趣旨を窺い知るかのように、「研削コンシェルジュ」(無料の技術相談会として特設)には、連日、事前のネット予約が殺到したばかりか、当日受付分もほとんど埋まってしまうという大盛況ぶりを見せた。

ひとりの相談者が1時間居座ることもザラであり、さらに待ち人が列を成すといった、それこそ「占いの館」状態の様相を呈していたが、来場者の「滞在時間の長さ」は研削コンシェルジュのみならず、Grinding Technology Japanそのものの特長ともなった。

研削加工に携わる人々が、岡山や京都といった西日本各地から日帰りで、この目的だけのために来場する姿も見られたなか、出展者からは、「プロが来る展示会」「ハマる展示会」「6日間くらい続けたい展示会」といったコメントを、ベタな表現にはなるが「みんな笑顔」で語る場になろうとは、良い意味で「想定外」だった。

研削コンシェルジュのほかにも、手作業でミクロン単位の加工精度をつくり出す「カミワザ」を示した技能五輪出場者による「精密組立」(平面研削、やすり掛けによる手仕上げ、組み立て)や、汎用工具研削盤を使用した各種加工(底刃、外周、溝)の技術指導を公開した「工具研削体験会」、また各種セミナーには、連日立見の見学者が押し寄せるなど、第1回にしてまずは、「課題解決型展示会が実現できた」といえるだろう。

第2回は2年後、規模拡大し開催が決定

なお第2回は、2年後の2021年3月2日(火)~4日(木)までの3日間、同じく幕張メッセで、次回はホール4・5に規模を拡大し、開催することが決定した。

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