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山善グループ入社式 、岸田社長訓示「皆さん方の成長には責任がある」

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山善(本社=大阪市西区)は4月1日、山善第3ビル3で「2024年度山善グループ入社式」を執り行った。

今年迎えた新入社員は総勢85人(男性58人、女性27人)。全員で国歌斉唱、山善グループ経営スローガン・自主自律の考動指針を唱和した後、岸田貢司社長は訓辞で、冒頭に「皆さん方は学生生活の中では、おそらく、その半分くらいが、コロナ禍という人類の歴史に刻まれる大変な困難に直面し、いろいろな行動制限があったと思う。これから山善グループでより一層、出会い、触れ合い、学んで下さい。私は全身全霊をかけて、皆さん方とともに進んでいきたいと思っている」と話し、「皆さん方は、これからいろんな経験を積み重ねて下さい。自身の可能性を大切に、向上心を持って自己研鑽していただきたい」とした上で、「『皆さん方の成長には、大きな責任がある』ということを、声を大にしていいたい。なぜかといえば、世の中がそうなってしまったからである。私たちは前に向かって進み、成長を遂げていくからです」を入社式にあたっての「大事なお願い」として強調した。

さらに、岸田社長は、自身が入社した41年前と現在とでは、状況が全く状況が異なるにふれ、様々なビジネスが国内に留まらず海外も含めて展開し、テクノロジー、イノベーション、スピードも速くなっていると指摘。「41年間働いた自分にとっても、この先どのように我々は進んでいくべきなのか、何処へこの会社を持って行き、どういったマーケットに、どんな手法で、どうやっていくのか、ということを日々考えながら仕事をしているが、皆さん方のような若くて、柔軟性があって、全く違う発想で、この会社のビジネスを考えていただきたい。そのようなセンスを求めている。だから早く成長していただきたい」と続けた。

また、そのためには、「『個の力』を磨いていただきたい。個の力を信じて、早く『プロフェッショナルになる』。この二つの条件をスピードアップし、そして、一番大きな責任である成長に繋げて下さい」とし、商社でありながらエンジニアリング機能も身につけ、あるいは様々なネットビジネスを通じて一般消費者ともつながるなど、多様なビジネスを展開する中、「今後進めていくためには『可能性を追求する』こそが大切である。新入社員の皆さんは可能性が最大の財産であり、商社である山善は人が最大の財産である。山善がこれまで成長してきた大きな原動力は、最も大切な資本である人の力である。皆さん方の発想、パワー、遠慮の無い意見が欲しい。」と説いた。

最後に、岸田社長は「私の好きな言葉である『進取果敢』の気持ちで、当社は皆さん方とともに進んでいく。国内と海外、消費財と生産財含めて、我々の会社は進んでいく。より高く、より早く、より遠くへ飛んでいく。それが山善グループである。皆さん方の活躍を心から期待している。進取果敢のスタイルで、共に未来を切拓いていこう」と激励した。

続いて、辞令交付・社章授与の後、新入社員を代表して前田倫秀さんが、「私たちは相手を思いやる心を大切に、日々成長に繋げていく覚悟です。挑戦と行動を続け、山善の成長と発展に繋げていくことを誓います」と誓いの言葉を力強く述べた。次に、社員会を代表して機械事業部海外機械部営業推進二課リーダーの高来宗治副会長から歓迎の言葉があり、閉会した。なお、新入社員はこの後、導入研修(4月1日~5日)、本社研修(4月8日~26日)、フォロー研修(4月30日~5月2日)を経て、5月7日から大阪本社および各事業所他での配属先研修に臨むことになる。

  
▲「向上心をもって自己研鑽を」と岸田社長   ▲85人が入社。この後5月2日まで3段階の研修に臨んだ。

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