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[263C]THK 今期売上3,650億円・営業利益270億円見込む ものづくりサービス業としてビジネス領域拡大推進

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THK(本社=東京都港区)は2月14日、2023年12月期決算を発表した。連結売上収益は前期比10・6%減の3,519億円、営業利益は同31・2%減の237億万円、当期利益は同13・2%減の184億円となった。

翌15日に実施された決算説明会の席上、寺町彰博会長は「産業機器事業は需要が低位に推移する中、前半は高水準の受注残を売上収益へ繋げたが、後半も需要は回復せず減収減益に。一方、輸送機器事業は、自動車の生産・販売が回復に向かったことに加え、収益性改善に向けた取組みにより増収増益になった。昨年8月に公表した修正計画に対しては売上収益、営業利益ともに上回った」と説明した。

続いて同社の現況について、「当社は、『世にない新しいものを提案し、世に新しい風を吹き込み、豊かな社会作りに貢献する』との経営理念のもと、『グローバル展開』、『新規分野への展開』、『ビジネススタイルの変革』を成長戦略の柱に、『ものづくりサービス業』をビジョンに掲げ、ビジネス領域の拡大に取り組んでいる。24年度は調整から回復に転じ、中長期的にはマーケットは拡大すると見込んでおり、経営目標として26年度には、連結売上収益5千億円、営業利益1,000億円の達成を目指す」と強調した。企業活動では、人手不足による自動化・省力化対応や半導体製造装置向けなど、直動システムのコア技術の用途拡大に注力した新製品開発をはじめ、DX推進による生産性向上等の展開。次世代新製品の開発・受注拡大に取り組む輸送機器事業の活動等を紹介し、最後に24年12月期の利益計画(連結)として、売上収益3,650億円(前期比3・7%増)、営業利益270億円(同13・9%増)、当期純利益208億円(同13・1%増)との目標を示した。

次いで、1月1日付で就任した寺町崇史社長があいさつに立ち、「社長就任に際し、①最大の財産である社員を大切にする②お客様とすべてのお取引先を大切にする③イノベーションを大切にする。創造開発型企業として新しいものを提案し、社会に浸透させていく④株主を大切にする―の『4つの大切』を信念に企業経営に取り組む。従来からの経営方針を継承するとともに、新しい時代のニーズに的確に、迅速に対応し、お客様と社会の期待と信頼に応える『ものづくりサービス業』への転換を力強く進めていく」との決意を披露した。


▲今年1月1日に就任した寺町崇史社長

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