ダイジェット工業 『SKSエクストリーム』に快削インサートをラインナップ
ダイジェット工業は、好評を得ているインサート両面仕様の高速・高能率加工用カッタ『SKSエクストリーム』(EXSKS形)に、快削インサート(PL形)をラインナップし、販売を開始した。
極限の高送り加工を実現する次世代高送 りカッタであるSKSエクストリーム(EXSKS形)は、高送り汎用インサート(PM形)に加え、このたび、ポケット形状の掘り込み加工や隅部加工でも安定した高送り加工が可能な高送り快削インサート(PL形)をラインナップ、幅広い市場へ拡販が可能となった。主な特長は次のとおり。
①軸方向切込み量(ap)最大2㎜。インサートは両面使用可能で6コーナと経済的②インサート厚みを8・66㎜と厚くすることで、高送り汎用インサート(PM形)の113%の断面強度となり、重切削や強断続加工にも対応③直線およびRの複合切れ刃の採用により、立壁隅部等の切削抵抗が大きくなる加工部位でも切削抵抗の変動を抑え、安定した高送り加工が可能。特にap=0・6~1・2㎜のポケット加工などの形状加工に最適④インサート拘束面がクサビ形状のため、ねじ1本の取付けでインサートの動きを防止、かつ着脱も容易⑤インサート材種は、一般鋼や35HRC以下のプリハードン鋼に適し、耐欠損 性に優れた材種「JC8050」と、鋳鉄および50HRC以下の焼入れ鋼に対応する、 耐摩耗性に優れた汎用性材種「JC8118」を採用し、幅広い被削材に対応。
主用途は、被削材=炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、高硬度材、ステンレス鋼、鋳鉄。加工形態=平面削り、ポケット加工、曲面加工、ヘリカル加工の荒加工用。
2022年7月1日