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ユーザー通信 243号 2面:サンドビック・コロマント本社/マイケル・エネべリ氏がグローバルセールス部門長就任

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豊富な日本でのキャリア アジアでの販売強化を熱望

サンドビック・コロマント(本社=スウェーデン・サンドビケン)のグローバルセールス担当バイスプレジデントに、マイケル・エネベリ氏(Michael Eneberg)が2022年5月1日付で就任し、同社のグローバル成長を推進する重要な役割を果たすことになった。

エネベリ氏は16年間サンドビック・グループ内で様々な職務を歴任し、サンドビック・コロマントでの長い経験を有している。2003年にサンドビケン(スウェーデン)でサンドビックでのキャリアをスタートし、サンドビック・ツーリング、サンドビック・コロマント・ジャパンを経て、サンドビック・コロマント・インドネシアの責任者お よびサンドビック・インドネシアのマネージング・ディレクターを務めた。

その後、サンドビック・コロマントの日本、インド、東南アジア各国、オセアニアを含むセールスエリア・サウス・アンド・イースト・アジアのジェネラルマネージャーに就任し、日本のサンドビックの代表取締役社長も兼任した。直近はダイヤモンドツールグループのCEOを務めていた。

エネベリ氏はストックホルム商科大学(ストックホルム・スクール・オブ・エコノミクス)で修士号を取得している。 エネベリ氏は新しい職務の一環として、サンドビック・コロマントの切削工具の膨大なポートフォリオや増加するインダストリー4・0向けデジタルサービスに関する取り組みの推進を含む、グローバル・セールス・イニシアティブすべての側面におけるリーダーシップ、開発、実行の全責任を負う。

エネベリ氏はアジアでの経験を活かして、サンドビック・コロマントにとって重要な地域であるアジアでの販 売強化を強く望んでおり、「サンドビック・コロマントは長年にわたり、特に自動車、生産機械、航空宇宙産業など、革新的で競争の激しい日本の製造業において、信頼できるツールサプライヤー、生産性パートナーとして活躍している。日本のお客様は、IoTアプリケーションによる新しいツール設計から、お客様の生産のボトルネックに対応する生産性向上サービスまで、当社の最新の革新的な技術に期待している」とエネベリ氏は話す。

その上で、「1970年代には日本で業界初となる外資系生産拠点を設立し、社内の生産性向上のアイデアをお客様と共有することで、信頼と相互交流の基盤を構築してきた。サンドビックの日本市場での100年以上にわたる歴史において販売チャネルは、商社から始まり、独自の販売組織による社内能力の構築から、地元や地域の販売パートナーとの補完関係へと絶えず進化を遂げてきた。当社の広大な販売ネットワークに最新のオンライン顧客サービスツールを加えることで、サンドビック・コロマントは日本の何千ものお客様とともに成長し続けることができる」と言及する。

また、この度の任命について、サンドビック・コロマントのヘレン・ブロムクヴィスト社長は、「マイケルは工作機械業界に関する豊富な経験と確かな知見、顧客重視の姿勢、人材と事業を成長させる 優れた能力を備えており、当社のグローバルな成長をリードする重要な役割を担ってくれると確信している」と述べている。

▲これまでの経歴から日本でも馴染み深いエネベリ氏

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