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タンガロイ 倣い加工用刃先交換式カッタ『AddForceBarrel』新登場

ニュースリリース

タンガロイは、三次元曲面の高能率中仕上げ用加工に最適な、樽(バレル)形の切れ刃形状を持つ刃先交換式カッタ『AddForceBarrel』(アド・フォース・バレル)を新たに追加し、販売を開始した。

金型の意匠面や航空機エンジン部品のような三次元曲面の倣い加工用として、タンガロイでは、曲率半径の大きな円弧切れ刃を持ち、樽(バレル)のような形状の工具「バレルヘッド」を発売し、好評を得てきた。今回同様のバレル形状の切れ刃を刃先交換式工具で再現したAddForceBarrelを発売した。

AddForceBarrelは、R=20mm、もしくはR=30mmの円弧切れ刃を持つインサートを使用し、三次元曲面の中仕上げ程度の倣い加工に用いる新発想の工具で、ソリッドタイプのバレルヘッドと同様、従来の刃先交換式ボールエンドミルよりも大きな曲率半径の円弧切れを持つので、ピックフィードを大きくしてパス数を減らすことができ、大幅な加工時間の短縮を実現する。

両面仕様2コーナタイプの研削級高精度インサートは、大きな円弧にもかかわらず小型化に成功。これによって工具径20mmでも4枚刃仕様と多刃化を実現している。一方で切れ刃長さは十分確保しているので、主軸に対する加工面の傾き「傾斜角」はR=20mmのインサートで最大21.5°まで対応可能である。

またインサートは、カッタに取付ける際の拘束面を大きく取っているので、クランプ剛性が非常に高く、高精度な加工に対応しする。インサート材種には最新のPVDコーティング材種「AH9130」を採用。炭素鋼からステンレス鋼、焼入れ鋼まで幅広い被削材で安定した寿命性能を発揮します。(計7アイテム)

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