ユーザー通信220号 3面抜粋-1:DMG森精機 奈良商品開発センタを新設 グループ最大の最先端研究開発拠点に
DMG森精機
奈良商品開発センタを新設(22年春)
隈研吾氏が建築デザイン、グループ最大の最先端研究開発拠点に
DMG森精機(本社=名古屋市中村区、森雅彦社長)は、JR奈良駅前(徒歩1分)に「奈良商品開発センタ」を新設する(奈良市三条本町1002番)。DMG森精機創業の地である奈良に、新たにデジタル・トランスフォーメーション(DX)構築と先進技術のための開発拠点として、2022年春の開設を予定している。
奈良商品開発センタは、5Gを使ったデジタル通信技術、AI、クラウドコンピューティング、デジタルツインなどのテクノロジーを用いたデジタル化およびコネクティビティを含むDX構築を行い、DMG MORIグループ最大の最先端研究開発センタとなる。
さらに、工作機械の要素技術、次世代複合加工機、Additive Manufacturing機、自動化システム、ビジョンカメラを使った非接触計測システム、次世代の切りくず・クーラント・ミスト処理装置などの工作機械および周辺装置とそれらに搭載される制御ソフトウェア他、最先端のイノベーティブな開発実験を行う。
また、オフィスフロアのほかに、1階・2階には機械、要素技術開発の実験センタ、6階には300席のカンファレンスセンタ、レストラン、カフェを配置する。京都・大阪・奈良の学生インターンシップの受け入れに加えて、電気、通信、エレクトロニクス、組込ソフト、コネクティビティ、ロボティクス、センサー分野からの経験者採用や同分野の技術者との交流を推進する拠点となる。
敷地面積は3624・65㎡。建物のデザインは建築家の隈研吾氏に委託。 また、メインエントランスはDMG森精機の先進の金属加工技術により、有機的な木目柄に切削されたアルミ材を用い、ヒューマンスケールで温かみのあるオフィスで、古都奈良と調和する建築をコンセプトとしている。
2020年7月2日