news-新製品:三菱マテリアル
三菱マテリアル
刃先交換式『サイドカッタシリーズ』に幅狭部加工用追加
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(本社=東京都千代田区、中村伸一カンパニープレジデント)は、刃先交換式『サイドカッタシリーズ』に幅狭部加工用「VAS300」を追加し、販売を開始した。
サイドカッタシリーズは、シリンダーブロックなどをはじめとする自動車部品の溝部や側面部加工用転削工具として、低抵抗と強固なクランプ力によりびびり振動を抑制したサイドカッタであり、このたび、幅狭部加工用のVAS300を発売し、使用用途の拡大を図った。
主な特長は、次のとおり。
①高度なシミュレーション技術を用い、鋼加工や幅狭部加工に最適な低抵抗形インサートを実現。
②広い着座面を確保することにより強固なクランプを実現。
③理想的な切れ刃曲線を持つコーナR形状は、加工後被削材の隅R形状を高精度に成形。
型番:搭載インサート コーナR0・4~4・0㎜ 16アイテム。カッタ本体については特殊設計対応となる。
耐熱合金加工用超硬ソリッドドリル『DSAシリーズ』発売
また同社は、耐熱合金加工用超硬ソリッドドリル『DSAシリーズ』の販売を開始した。
DSAシリーズは、一般鋼と比較し、加工硬化しやすく、切削熱が上がりやすい耐熱合金加工において、長寿命かつ優れた穴品位を実現する超硬ソリッドドリルであり、このたび、内部給油式「DSAS」(64アイテム)と外部給油式「DSAE」(32アイテム)の加工径3㎜から12㎜までの96アイテムを発売した。
主な特長は、次のとおり。
①加工径5㎜以上の内部給油式は独自のクーラント穴形状により、ドリル剛性を低下させることなくクーラント吐出量を増大させ、潤滑性、冷却性を向上。
②頑丈な直線状切れ刃と耐熱合金加工用ホーニングにより、安定した切りくず生成およびチッピングを抑制。
③耐熱合金加工用に設計されたマージンにより、接触面積を最小化させ、切削熱と加工硬化を抑制。
④新PVDコーテッド超硬材種「DP9020」を採用し、靭性を維持しながら硬度を高めることにより、耐摩耗性を向上。
【MECT2019/三菱マテリアル 小間番号・2A32】
2019年10月31日