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ユーザー通信201号抜粋 『オーエスジー × JIMTOF2018』 新製品3枚刃ドリルの「ニックネーム発表イベント」実施 「Aブランド」新製品&航空機・ 自動車関連工具を主展開

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『オーエスジー × JIMTOF2018』
新製品3枚刃ドリルの「ニックネーム発表イベント」実施
「Aブランド」新製品&航空機・
自動車関連工具を主展開
 

オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原、石川則男社長)は、さらなるマーケットシェア拡大を目指して「Aブランド」の充実をはかるべく、JIMTOF2018にてAブランドの新製品を多数披露する。
 また、航空機、自動車に関連したワークと工具を展示し、最先端加工技術をアピールする。

【Aブランド】超硬防振型エンドミル AE-VMSシリーズにロング刃長『AE‐VML』追加
  
 2016年のJIMTOFでデビューしたAブランドのエンドミル「AE-VMSシリーズ」に、この度、ロング刃長の『AE-VML』が新たに追加され、初披露される。
 「新たなミーリングスタンダード」と謳い、ショート形の発売をスタートに、そのラジアスタイプを追加、さらにスタブ形とサイズとバリエーションを拡大してきたAE-VMSシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と、作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発され、進化し続けている。
 潤滑性・耐摩耗性・高温耐酸化性に優れる「新デュアライズコーティング」を施し、複合多層構造がサーマルクラックを抑制。切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減、高剛性と切りくず排出性を両立した新溝形状により、バリ発生を抑制。不等リード・不等分割の採用でびびりを抑制し、安定した高能率加工を実現する。
 AE-VMLロング形では、さらに進化し、大きな芯厚により高剛性を実現、高速側面切削を可能にする。また、刃先からシャンクにむけて芯厚が変化するウェブテーパにより、工具剛性を向上させ、加工面の倒れを防止する。さらに、強ねじれ仕様で、切削抵抗を低減し、安定加工を可能にし、従来の不等分割・不等リードに加えて、マイクロレリーフの採用で、びびり抑制効果をさらに高め、安定した高能率加工を実現している。

【Aブランド】高能率3枚刃超硬ドリル『ADO-TRSシリーズ』      
 同じく、今回のJIMTOFで初お披露目となるのが、Aブランドの新製品、高能率3枚刃超硬ドリル『ADO-TRSシリーズ』。
 ADO-TRSシリーズは、既存の3枚刃油穴付き超硬ドリル「メガマッスルドリル」(TRS)に最新技術を盛り込み、驚きの進化を遂げた3枚刃の油穴付き超硬ドリルで、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にする。
 高い耐久性でおなじみの「EgiAs(イージアス)」コーティングを採用し、広いチップポケットで、切りくずをスムースに排出する。新開発のRギャッシュ(PAT.P)を採用し、3枚刃ドリルでも、2枚刃に匹敵する低いスラスト抵抗と抜群の切りくず分断性と切りくず形状安定性で、切りくずトラブルの低減を可能にした。
 3Dタイプと5Dタイプの2種類を用意し、軟鋼・低炭素鋼、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄と幅広い材料に対応し、安定した加工を実現する同新製品は、直径・長さ違いの特殊品や、その他アルミニウム合金用の特殊品の要望にも応じて対応する。
 なお、ADO-TRSシリーズの発売は、来年(2019年)春を予定しており、JIMTOF2018の会場では、オーエスジーにとって初の試みとなる、新製品のニックネーム発表が実施される。
 一般公募(9月28日WEBサイト公開~10月10日締切済み)で最終選考まで残った3名が招待され、さらにその中から1名に副賞が贈呈されるという。
 従来は、2枚刃が「常識」の汎用超硬ドリル。オーエスジーの進化を遂げた3枚刃ADO-TRSで「ドリル新時代」「オーエスジーの常識から世界の常識へ」を提唱するにふさわしいニックネームの発表イベントは、会期2日目の11月2日(金)を予定している。

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