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IDSとProphesee、次世代産業用カメラ開発に向け協業深化

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産業用カメラのリーディングメーカーであり、産業用画像処理のパイオニアであるIDS ImagingDevelopment Systems GmbH(IDS)と、世界最先端のニューロモルフィック・ビジョンシステムを開発したProphesee SAは、Propheseeのイベントベース・ビジョン技術「Metavision®」を統合した次世代産業用カメラの開発に向け、協業を拡大することを発表した。

Embedded Worldカンファレンスにおいて、両社はイベントベース・センシングを統合した次世代産業用ビジョンシステムの共同開発を目的とする意向表明書(LOI)に署名した。同協業では、Propheseeのイベントベースハードウェア・ソフトウェアの専門性と、IDSのカメラ統合技術、マルチセンサーシステム設計、そして産業用量産における強みを融合させる。複数の技術的方向性を検討するとともに、Propheseeのイベントベース・センシング技術を搭載した「IDS uEye EVSカメラ」の商業的成功を基盤として、両社の協力関係を新たなフェーズへと進めていく。

この新たな取り組みは、従来の画像処理技術技術とイベントベース・センシングを組み合わせることで、高速動体解析や新興センシング技術など、マシンビジョンにおける新たな可能性を実現する。同時に両社は、共同での事業開発活動を強化し、選定した顧客に対して補完的なソリューションを提案していく方針だ。IDSはカメラハードウェアおよび統合システムを、Propheseeはセンサー、開発ツール、イベントベース・ビジョンのソフトウェアスタックをそれぞれ提供する。

IDS Imaging Development SystemsのCEO、Jan Hartmann氏は、「これまでのPropheseeとの協業を通じて、イベントベース・ビジョンが産業用マシンビジョンにもたらす大きな価値を実証してきた」とした上で、「ニューロモルフィック・センシングは、産業用ビジョンの将来を左右する重要な鍵だ。Propheseeと緊密に連携することで、この技術をより迅速かつ着実に進化させることが可能になる。この協業は、信頼と共通の目標、そして明確な技術的方向性に基づいている」と述べている。

また、PropheseeのCEO、Jean Ferré氏は、「IDSとのパートナーシップは、イベントベース・センシングが産業用マシンビジョンに新たなレベルの性能をもたらし得ることを示している」と話す。さらに「Metavision技術プラットフォームの開放性、柔軟性、アクセシビリティ、およびセンサー製品の最近の機能強化を活かし、イベントベース技術を組み込んだ次世代センシングアーキテクチャやマシンビジョンシステムを両社で共同探求していく。これによって、より高速な検出、より高い精度、電力効率の大幅な向上を実現し、厳しい実環境アプリケーションにおけるマシンビジョンの可能性をさらに押し広げていく」と続ける。

両社は今後、共通の顧客およびパートナーと密接に連携し、産業オートメーション、ロボティクス、物流、交通、インテリジェントシステムなど、幅広い業界に向けた新しいマシンビジョン・ソリューションの創出を目指す。


▲意向表明書(LOI)に署名するJan Hartmann氏(IDS代表取締役) とJean Ferré氏(Prophesee代表取締役)

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