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山善、稼働済み屋根置き型太陽光発電事業へ出資

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山善(本社=大阪市西区、岸田貢司社長)は、北関東~中四国エリアに設置されている稼働済みの屋根置き型低圧太陽光発電所47カ所(出力計13.5MW/DC)の発電プロジェクトに参画する契約を締結した。昨年10月の発表に続く今回の新たな参画により、山善は特別目的会社に出資し、約20年間にわたり発電所の運営を支援していく。

山善は、2021年10月よりDaigasエナジーと共同ブランド「DayZpower(デイズパワー)」を立ち上げ、コーポレートPPA事業を展開し、同社の仕入先企業を中心に再エネ電気供給を推進している。そんな中、2050年カーボンニュートラル社会の実現を加速させることを目的として、従来のプライマリー市場(自社電源開発事業)に加えて、2024年10月からはセカンダリー市場(稼働済み電源支援事業)にも参画している。今回の事業参画により山善が管理・運営する太陽光発電設備のサイト数は、プライマリー6サイト、セカンダリー105サイトの合計111サイト、出力は合計約34.4MWとなる。今後も、コーポレートPPA事業の推進や太陽光発電設備への投資を通じて、さらなる拠点数と発電規模の拡大を目指していく。

山善は2030年企業ビジョンを実現する上での重要課題の一つとして、「グリーンビジネスの拡大」を特定している。従来の「コーポレートPPA事業」や「グリーンボールプロジェクト」に加え、今回の再生可能エネルギー発電所への投資等を通じて、環境活動とビジネスの両立を推進しながら、持続可能な社会の実現に貢献していく。

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