news-【DMG森精機 『Zero Sludge Coolant Tank』を開発】
DMG森精機
『Zero Sludge Coolant Tank』を開発
DMG森精機は、クーラントタンク内の微細なスラッジを高効率に回収する『Zero Sludge Coolant Tank(ゼロスラッジクーラントタンク)』を開発した。
ゼロスラッジクーラントタンクは、ユーザーから要望が多い「効率的な切りくず処理」を実現するために、複数のノズルをクーラントタンク内に配置して最適なクーラントの流れを形成し、微細なスラッジを高精度サイクロンフィルタで高効率に回収できる同社の新技術を採用している。通常はスラッジがクーラントタンク内に堆積してしまい、ほとんどが回収できないが、この新技術を用い、複数のノズルでタンク内を攪拌することで、スラッジを効率的に回収する。
これにより、クーラントタンク内の鋳物スラッジ回収率は99 %以上(※切削、環境条件による)を実現し、従来は定期的に必要であったクーラントタンク内の清掃作業を大幅に低減する。また、配管やクーラントノズル詰まり、ポンプ能力の低下防止のみならず、クリーンなクーラントを使用し続けることができ、クーラント寿命延長の効果もある。
搭載機種は、立形マシニングセンタ『NVX 5000 2nd Generationシリーズ』、横形MC『NHX 4000/5000 3rd Generation』『NHX 5500/6300 2nd Generation』(2018年3月時点の搭載機種。搭載機種は順次拡大予定)。
2018年6月5日