日本トムソン、短軸カムフォロアシリーズに小径シリーズをラインナップに追加

日本トムソン(本社=東京都港区、細野幹人社長)は、既存の『短軸カムフォロアCFC』シリーズに新たなラインナップを追加し、販売を開始した。
追加となる小径サイズ(スタッド径3~6mm)は、従来の最小サイズであるスタッド径8mmより小形であり、今までのラインナップでは取付けが出来なかった狭小部にも採用が可能となる。同シリーズの軽量・コンパクトという特長を活かすことで、採用装置の大幅な省スペース化や軽量化が期待できる。また、部品の取付け構造を見直すことで、一部のサイズでは再給脂も可能としている。これにより適切なメンテナンスを施すことで長期間の使用にも耐えることができる。
今後は潤滑部品「Cルーブ」をはじめとした同社の独自技術と組み合わせ、コンパクトかつ長寿命で環境負荷の低い製品の開発を目指す。同製品は、既存のカムフォロアと置き換えることで容易にダウンサイジングや省エネルギー化が可能になるため、各種搬送装置や加工装置、計測機器など幅広い分野での利用が期待される。また、従来品と比較して軽量化を図ることが可能となり、運搬時のCO2排出量削減につながるなど、環境負荷を低減する「IKOエコプロダクツ」のひとつとして拡販を狙う。主な用途は、搬送装置や加工装置、計測機器をはじめとした多岐にわたる設備。
▲従来品と比べて全長を20%以上削減
2025年5月8日