ユーザー通信:日本ものづくり業界の発展に寄与できる情報媒体 UT-net.jp

セコ・ツールズ、タップの製品ラインナップを拡大しねじ切りの生産性を向上

ユーザー通信 WEB版

セコ・ツールズは新たに2つの特殊工具および汎用工具シリーズを追加し、ねじ切りタップの製品ラインナップを大幅に拡大、更新した。T30で多用途・高信頼性を、T35で特定材向け高性能を実現する。

新しいT30タップは、柔軟性が向上し、幅広い被削材種で信頼性の高い性能を発揮すると同時に、特定の被削材種で高いねじ切り性能を発揮し、大量生産の環境を最適化する。

Seco T35タップには、合金鋼用T35-P、鋳鉄用T35-K、強靭な研磨被削材種用T35-H、アルミニウム用T35-Nなど、被削材グループに最適化されたオプションがある。T35-P、T35-K、T-35Hタップはすべて、HiPIMS技術によるTiAlSiNコーティング塗布が特徴であり、これによって非常に滑らかで硬く割れにくい表面を実現し、耐摩耗性が高く、予測可能な工具寿命を長くする。T35-Nタップは、切り屑の生成と排出を効率的に行う滑らかで大きなフルートにより、アルミニウムで優れた工具寿命と部品品質を実現する。

「特定の被削材グループ内で大量の穴にねじ切りする必要があるメーカーは、T35シリーズに大きな価値を見い出すでしょう」と、セコ・ツールズのプロダクトマネージャーであるRadoslaw Zdanowskiは述べる。「部品の被削材種に適合したT35タップを使用することで、工場は長い工具寿命とねじ切りの信頼性を得ることができ、プロセスの安全性とコストパフォーマンスが向上します」。

多品種少量生産に最適なSeco T30タップは、多くの被削材種に効率的に使用できる普遍的な形状を特徴としている。T30工具の柔軟性により、工場は、特定の用途にカスタマイズされ、あまり使用しない特殊工具を交換することで、工具の在庫を簡素化できる。

» «